我らの(生まれたら自動的に氏子となる不思議)神社;スサノオさん社殿、長年の雨により痛みがはげしい。順番により本年度から氏子総代となる私とAさんが、やはり前総代の2人から修理見積を渡されたのが先月。社殿を動かさない現場での修理なら、宮大工さんに気楽にお願いすれば好いのだが、クレーンで釣り上げて作業場へ持ち込む内容である。万一のことを私なりに思案し(小市民ゆえ)、契約書を交わした・・・80歳ほどのI大工さんは『一千万円を超えた社殿新造でも交わしたことが無いのに(こんな簡単な修理に交わすか?)』とブツブツであったが。
さて、修理の間、ご神体・お札など社殿内容物をどうするか だが、宮司が(神社庁と相談し)幸いにも!隣に接する白山神社社殿にご一緒していただく のが最適であると結論。ちょいと説明すると、我らの村は大きく2つの地区に分かれており、私が住む”山に近く、田舎といえる”地区には古くから白山神社があり、スサノオさんはもう一つの地区にあったのだが、諸事情で白山の社殿横に遷座なさったのである。古老の言い伝えによれば、白山さんは気性の荒いカミサンだから気ぃつけるようにとのこと。現に秋の祭礼の日は、スサノオ=10月第2土曜日と融通無碍だが白山=旧暦8月23日厳守である。
神事をつかさどる宮司に格の高い遷座のことで口の出しようもなく、素直に従う。そこで遷座いただくための”遷座式”を4/9;pm7 より宮司、新旧総代の計5名で執り行った。恐れ多いご神体のこと、暗闇で行うのが本式らしいが人手を介さねば移っていただきようもない・・・神サンなら飛んで行ってくだされ と罰当たりなことも申せない。全員が白手袋、白マスクそして白作務衣を着て、あいにく風の冷たい9日の宵の神事を震えながら終えることができた。
長くなった。明日16日の午前にクレーン車と運搬車が神社に横付けされ、社殿を移動する。ここ数日I大工さんは社殿をわずかに移動して釣り上げ作業に支障が無いよう小仕事を済まされた。社殿の屋根と拝殿の屋根が干渉気味なためである。明日、無事終わりますように と願い、寝る。
これだけの写真では寂しいので、ビニールハウスで成長しつつある稲苗、11日に始めた田圃の荒掻きロータリー模様を添える。なおトラクター前部に付けてある黄色の箱は、せめてもとの土質改良剤-ケイカルを散布させるモノである。
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