崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

戦争博物館

2008年09月08日 04時16分39秒 | エッセイ
 今日も晴れ時々雨のロンドン、まず午前中戦争博物館Empire War Museumを観覧した。日曜日であり、子ども連れの観客が多かった。その数より一つ一つ丁寧にみている人が多いのは異例であった。ユダヤ人差別やナチスのホロコストがよく展示されている。全体で6階まである展示室が充実しており、真面目にみるには二日間はかかると思った。大人に人気があるものはユダヤ人が差別され、またナチスによって虐殺されるまでの字幕とナレーションのある映像であった。民族と国家が戦争と虐殺を起こしているということでカンボジアのポルポットによる虐殺などがクローズアップされている。民族主義やナショナリズムの怖さを痛感した。メッセージのはっきりした展示である。明日は1933年の日本軍の映像を見せてもらえることになって楽しみにしている。
 午後には大英博物館でオーディオポーンを聞きながら以前に二回も見た時より詳しく写真を撮りながら見た。入場料が無料ということで世界的な奉仕であろう。華麗な、しかし怖い歴史を持っている大英帝国の威勢が感じられる。私は最後には一歩も歩けない状況になって食堂を探しているとハングルでビビンバッブと書いてあるのをみつけて入ってタイマイのご飯とチゲを食べたがタイマイの美味しさがわかるような食事であった。店の主人は韓国ソウル出身だということで韓国語と韓国料理で久しぶりに食事らしい食事をした感じがした。「シジャンイバンチャン」(おなかが空いているのがおかず)。

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