崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「名士寄贈コーナー」

2008年10月03日 06時43分21秒 | エッセイ
 私は大学生時代から骨董品や民俗品、古書などに関心があって機会があれば手に入れていた。それは珍しいものの所有感と飾って見る楽しさからである。アメリカスミソニアン博物館のために収集に協力し、後に韓国文化財管理局に勤めたこともその連続である。所蔵品の中には李朝時代の女性教育のテキストである「内訓」など数点ある。
 この度韓国・国立国樂院に杖鼓などシャーマンの道具と録音テープなどを寄贈することになった。それを当院が「名士寄贈コーナー」で展示するという。この杖鼓は人間文化財金石出氏の先祖代々で使われたものである。またシャーマン系の一番古い位牌なども寄贈する予定である。これらは個人の所有レベルを越えてパブリックなものであるからである。来週、韓国から担当者たちが訪ねてくるという。シヲンソップソップハタ(もったいないながらすっきりした)。

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