崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

オバマ氏の剽窃スキャンダル

2008年02月24日 07時45分39秒 | エッセイ
 クリントン氏からオバマ氏の「剽窃」を挙げて非難した。それはいわばプラギアリズムスキャンダルである。両方の演説を聴いてみるとオバマ氏のその言葉は確かにパチリック氏の演説そのものである。彼は友人の了解と信頼を得て使ったと、それは大きい問題ではないという。リンカンの名演説の「国民のために」とはケネディによって繰り返されても疑念を持たない。しかしオバマのその言葉はまだ共有されていないものである。私は3回ほど大きく剽窃されたものとしてそれを認めるわけにいかない。友人の言葉としてとか入れて使って皆に共有させてから省略しても良かったと思う。しかしあまりそれを強く主張すると一般の会話ができないような不調になる。マスコミの多くのコメンテーターは研究者のものを引用せず語るのが平気である。政治上正直が問われるアメリカ選挙戦でもある。

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