崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「応援アナウンサー」

2009年03月25日 05時35分37秒 | エッセイ
 MBC日韓戦の中継を見た。5回目の日韓戦の決勝戦は世界的に関心が高いが、特に日韓両国の人は観戦以上の応援団になっているようである。その応援団長は中継のアナウンサーや解説者のように感ずる。日本で中継されるものとはいっても必ずしも日本を応援する人だけではない。日本でも韓国を応援する人は多い。しかしアナウンサーは国内選抜野球の中継とは違って興奮して日本を応援する。韓国のアナウンサーも言うまでもないが国家チームを応援する「応援アナウンサー」のような態度が良いのか。応援団の中にいたようなアナウンスをする方よりはゲームの面白さ、審判の立場から解説してほしい。
 アナウンサーはできるだけ感情を抑えながら事実を充実に伝えるべきである。それを視聴する人が応援し、興奮するようになるのが面白い。応援アナウンサーはアナウンサーとしては成熟していないと感ずる。韓国の応援の言葉に日韓戦を5回も観戦することは「ピルルマンリダ」(血を乾かす)と言った人がいた。この言葉でもわかるように加熱する。アナウンサーが先導・煽動するような中継態度は変えるべきである。もちろん戦争を中継することとは違うが、よりスポーツの面白さが解るように中継すべきであり、成熟した観戦をすべきであろう。

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