崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

復活節への私のメッセージ

2011年04月24日 05時13分48秒 | エッセイ
 今日はキリスト教ではクリスマスとの二大祝日の復活節である。パウロは「わたしは、キリストとその復活の力とを知り、」(フィリピ3・10-11)、イエスは「わたしは復活であり、いのちである。」(ヨハネ11・25‐26)つまり死者のうちからイエスを復活させた神の霊を信じて(ローマ8・11)悪が働いているこの世と、悪の誘惑に打ち勝つようになったという言葉を吟味する。わたしたちは死の壁を克服するための備えをしなければならない。それは永遠に生きる希望である。
 このような言葉を聞く現代人はオカルトや呪術信仰のように受け取りやすい。しかしもう少し深く考えてみる必要がある。「永遠のいのちに希望」がなければ「後世、後生」もなく、わたしたちの人間の歴史、人々の個人および社会生活、また文化、政治、経済などが持続することもないだろう。未来も希望もないはずである。この世で自分で作った商品なども残す意味もないだろう。「永遠のいのちに希望」を持つことを願う。被災を受けて亡くなられた方、被災された方が希望をもつ復活節になるように祈る。

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