崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

タワーのライト節電

2006年06月22日 05時59分49秒 | エッセイ
 下関駅前の海峡メッセのタワーのライトは夜景をよりきれいにしている。色の組み合わせがとても美しく、楽しい。しかし、ある夜にいつものようにタワーを見るとライトアップされていなかった。国際港の下関港にも展示している写真にライトもなく暗い。過去にぎやかな町が縮小していくことの象徴的なことである。町には締めた店が多く目立つ。あちこちで賃金が削減される。そろそろおしまいのような雰囲気が造成されている。これは悪循環を招く。豊かな国に住んでいるという意識ではなく危機感さえ感ずる。数年前北朝鮮平壌の高層ビルの屋上から見下ろしてみて白熱灯が数か所しかなく、真っ暗な夜景をみて失望したことを思い出す。下関のきれいなタワーのライトの夜景も街角のネオンもそろそろ消えていき、北朝鮮の夜景に似ていくような失望感を感ずる。指導者はいつも市民に希望と夢を持たせるように努力して欲しい。そんな前向きのすばらしい指導者が欲しい。

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