崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

調査旅行の感想

2010年03月29日 06時02分38秒 | エッセイ
 3年間の「科研」(文部科学省研究助成)費による調査旅行はこれで最後になる。韓国の長興地域の植民地調査資料に基づく私の研究が始まってすでに40年過ぎた今、招請講演を行ったことは感慨深いものであった。その間に日本と韓国に住みながら時には親日的だと非難されながらも韓国や日本を愛して研究を続けている。
 私の研究の原点地でもある長興から評価されて招請されて講演できたことは何よりも嬉しいことである。その中には奇縁ともいえる人たちがいる。そこの出身の李永松・魏明溫夫婦である。その夫婦の配慮が大きかった。この旅は韓国語で「死んでも恨みがない(죽어도 한이 없다)」といえる。3年間の科研研究の素晴らしいフィナーレになった。(写真は向かって私の左は90歳のダンゴル、右は文化院長の金氏) 
 

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