崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

お月様は

2007年11月20日 07時12分25秒 | エッセイ
 月に関する神話や昔話が多い。子供の時母親とお月さまに念願を祈ったこともある。朝鮮半島の南部にはタルブルノリ(月火遊び)という民俗行事がある。昔は陰暦つまり「月暦」が使われた。月は地球の人々の神様であり、季節のリズムの基礎になっていた。しかしハイビジョンカメラから見た。月面は固い面の中にクレータなどが鮮明に映されたのをみて、失望しながら、また神秘感に包まれた。なぜ落ちずにそのまま位置しているか、それより月に比べて地球は美しい。地球には生命が存在しているからである。論理的に説明できない大きい偶然に地球には命が誕生し、またその小さい偶然として私は生きている。我々の存在自体を合理的にあるいは偶然と解釈している。「大偶然」「小偶然」の基礎には聖なる摂理が存在するのかもしれない。

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