崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

放談

2010年01月18日 05時35分46秒 | エッセイ
 私は久しぶりに大学入試センター試験の監督であった。二組の待機であり、放談するよい機会であった。学会や研究会でもないので朝から晩まで話はジグザグで横断して長く続いた。生化学、デザイン、地理学の専攻者たちと数多くの話題が上がった。話は中沢学長に脳味噌の「味噌」の名称に関する話を聞くところから始まった。カニなどのなかから連想したか、猿の脳味噌を食べる中国などの風習から脳の中を見て、人間の脳に関する知識を得たのではではないかなど話は尽きない。体の大きさと寿命の関係、小さい人種ピグミー、相撲取りの人、栄養と遺伝の関係、地球変動と地震、そして地理学(礒永氏)の、地図作成の歴史などまで広がった。歯磨き用品などのデザイン(吉光氏)に話は移り美と商業に…。車とテレビなどの色や形などがきりがなく話は飛んだ。テレビ局でのCMやデザインの職歴から視聴率や美の黄金比例など(櫛田氏)の話、アイルランド愛国詩人のイエーツ(門脇氏)など延々と続く中、午後6時に試験は終わり、待機が動員されることなく無事に終わった。私が検察の捜査を話題にしようとしたときには誰も乗ってくれなかった。私の意見とは反対の意見なのかあるいは政治には関心がないかであろう。

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