崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「いじめと自殺とは別」

2006年10月31日 05時38分59秒 | エッセイ
 昨日国会中継をみて民主党案で宗教,教育に関して質疑があった。政治の場で宗教の話を聞いて新鮮な感がした。それは特定の宗教活動をさせるという意味ではなく、あらゆる宗教に関する理解を求めることである。実に日本人は宗教に関しては無関心と無知であると感ずる。そしてあまりも倫理観が欠けた社会になりつつある。
 「いじめと自殺とは別」だという議論もあった。それには耳を傾けるのも辛い気分である。もちろんすべてのいじめが自殺につながるわけではない。それより重要なのは両方とも命を大切にする心が欠けているということである。世俗的科学だけを信じては躓いて自殺する。キリスト教や仏教などには命を尊重する価値観がある。そのような意味においても宗教にもっと関心を持ってもいいのではないだろうか。

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