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最近頻繁に会って談話する朴萬錫氏の話である。彼は韓国人としてアメリカの会社の樹脂化工の下関工場長をしている。私は日本の会社との異なる点についてよく質問をする。彼はいう。日本の会社は無事故で現状維持が基本目標としているように見えるが、アメリカの会社(韓国?)では新しいアイディアを持って次々と新しいことにトライする人が優先的であるという。したがって工場長という職級もいつも狙らわれているような不安を感じている。しかし多くの日本人社員たちは現状維持の安心感を求めて安住しようとする傾向が強い。このような日本式の安心感のある社員への対策が問われているようである。経営側ではアメリカ式の方が能率的であるが、社員たちが安心できるようにするのも良い経営ではないかと私は言った。社員全員がアイディアマンであると考えると、あまりも変化が激しく、会社は存立し難くなるかもしれない。アイディアマンのアメリカ式の経営者と「無事故現状維持派」の日本人の社員との構成が理想的ではないかと私は思う。
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