崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「犬のような野蛮人」

2020年05月14日 05時24分19秒 | 日記

バードウォッチングというかスズメを観察する趣味が増えた。ベランダに飛んでくるスズメは6羽、多くて9羽、固定メンバーだろうか。餌は黄色キビに決めた。餌のことは広く知らせないようで来るのは固定メンバー、家族ようである。 
 コロナ時期、読書は続く。今コロナ非常宣言の解除の時『オルフェオとエウリディーチェ』オペラ第三幕の騒乱描写に眼が留る。カミュの「ペスト」危機解除からの風景、今ニュースになっているイチョンクラブ風景からの感染現象と重なって映ってくる。
 江戸時代に朝鮮通信使の人が陸路で行き、老松の陰影が反対側に至り、道端にトイレも用意されている日本の風景に感動した日記を読む。しかし、日本人を「倭人は犬のような野蛮人」だと繰り返す。その蛮人に征伐、侵略、植民地にされた歴史を読む。読書も恐ろしい。