崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

酒井先生

2020年05月02日 06時28分01秒 | エッセイ

  島根大学元教授の酒井董美先生が山陰ケーブルビジョンで、郷土の昔話の番組で解説者として固定出演し、初回の収録を終えたという島根日日新聞記事が届いた。私より大部ご年配の方、精力的に文筆活動をされている。羨ましい。私も下関に住みながら郷土資料をはじめ参戦写真、抑留日記、満映、炭焼などの資料を収集し刊行したが反応はゼロ、政治史的関心外は関心がないところかもしれない。あまりも対照的である。
 主に医師によって構成された専門家会議の記者会見の生放送をネットで見た。医療の専門家の意見は参考になったが政策の話も多く含まれていて異様な感がした。医療は感染予防と治療、医薬などに絞って話を聞き、政治家による政策判断をするという客観性が弱く感じた。丁度その時、同僚である有名人の金田晉先生からのお電話、専門家会議、諮問会議の意見に批判的であった。そして成功例として韓国の民主主義と感染対策を褒めた。私も同感であった。彼と一緒に広島大学同僚時、日本の大学で教科改定が話題になった。韓国の大学で私はその担当をしてきたので韓国の例を教授会で熱弁したが韓国の話は全く無視されたことを思い出す。今いたるところで韓国の良い例が出るようになった。午後、下関に住む韓国人がドライブがてら餅をもって来られた。私はコロナにより対面はせず、家内がマンションの下で車窓からいただいた。手づくりのヨモギ餅、おいしかった。感謝。