数年前ほぼ同時期に当選したオバマと朴の両大統領に私は本欄でも期待して歓迎することを書いたことがある。それは政治力や統治力よりアメリカの初の黒人大統領、韓国の初の女性大統領という社会的な意味からであった。昨日米国の中間選挙で共和党が上下両院で過半数を取り、オバマ政権や民主党が大敗した。オバマ大統領への期待が大きかっただけに期待はずれの感があるのだろう。またアメリカの両党政治の政権交代の構造変化もあるかもしれない。あるいはオバマ氏の英雄的強力さが足りず、優柔不断とされたのかもしれない。一方朴大統領は強固な姿勢で日韓関係を冷却させているが国内的には支持率が安定している。彼女の反日は父の朴大統領よりかなり強い。それは従来の反日感情とは違って、社会主義共産党独裁の国家の中国へ傾き、ベストセラーであった「日本は無い」を本当にした感がある。相手を喪失した安倍総理は鬱憤払い(?)に世界旅行が多いように感ずる。
目下中韓合作の映画「安重根」を製作中であるという。また話題になるだろう。「大韓民国全国民が観るべき映画」と騒ぐかもしれない。今週の「楽しい韓国文化論」は予定どおり北朝鮮の映画「安重根が伊藤博文を撃つ」を上映しながら議論しようと準備中である。歴史物語や大河ドラマなどは事実を虚構、フィクションとし、芸術として創作するのはよいが、もう一つの嘘、歪曲、プロパガンダになってはいけない。伊藤博文のゆかりの地においてこの映画は躊躇があったが、歴史そのものよりテロ、暗殺、愛国などの考え方に注目したいと思い決心した。どう見られ、どのような議論になるか楽しみでもある。
目下中韓合作の映画「安重根」を製作中であるという。また話題になるだろう。「大韓民国全国民が観るべき映画」と騒ぐかもしれない。今週の「楽しい韓国文化論」は予定どおり北朝鮮の映画「安重根が伊藤博文を撃つ」を上映しながら議論しようと準備中である。歴史物語や大河ドラマなどは事実を虚構、フィクションとし、芸術として創作するのはよいが、もう一つの嘘、歪曲、プロパガンダになってはいけない。伊藤博文のゆかりの地においてこの映画は躊躇があったが、歴史そのものよりテロ、暗殺、愛国などの考え方に注目したいと思い決心した。どう見られ、どのような議論になるか楽しみでもある。