シリアで死者10万人、その上、化学兵器を使っている惨事続きにアメリカが空爆をしようとしている。イギリスは賛成し、日本も賛成せざるを得ないであろう。多くの読者は賛反を判断するのに難しいだろう。戦略的か政策的な話になると専門家ではない人の煩い世間話になりやすい。ニューヨークタイムスの今朝の記事を読んだ。アメリカとイギリス側、シリアのアサド政権と反政府側の専門家や市民のインタビューなどを広く伝えてくれる。その文中には米欧からの軍事攻撃があった場合、シリア空軍は「カミカゼ・パイロット」を投入、自爆攻撃を仕掛ける準備をしているというニュースも含まれている。ある通信はこの部分だけをクローズアップして、「神風」という題で伝えている。部分をクローズアップするのは一番悪い報道の仕方である。国家やマスコミの戦況報道が如何にプロパガンダ的であるかは近い古い歴史から我々は良く知っている。私は戦況などに関する日本のマスメディアはもちろん韓国や中国のものも信用しない。
本当の人権は内政干渉を超えなければならない。メディアは世間話的、あるいは戦略的な状況やストーリーを伝えることは出来るかもしれないが、より根本的な価値観や認識に立って考えているかが見えてこないからである。メディアの関係者はただ戦争や核は嫌だという人権主義者(?)や好戦的な戦略家になってはいけない。10万人以上の国民が死んだのにそのまま権座に居座っているアサドをどう考えるか。軍は戦争をするためではなく、命を守るためのひとつの社会福祉的組織として考えるというような米がシリアの大量犠牲を対岸の火として見ていることは出来まい。ただ報復のための攻撃になってはいけない。日本ではいじめ自殺などを大きく人権問題にしながらもこのようなジェノサイドに対しては遠い他国のことであり無関心に近い。ロシアと中国は戦略によって複雑になるのではないかと主張している。中国は日本の安倍政権を「神風政権」と言っている。本当の人道主義が何か、内政干渉が何か、根本的に考えてほしい。
本当の人権は内政干渉を超えなければならない。メディアは世間話的、あるいは戦略的な状況やストーリーを伝えることは出来るかもしれないが、より根本的な価値観や認識に立って考えているかが見えてこないからである。メディアの関係者はただ戦争や核は嫌だという人権主義者(?)や好戦的な戦略家になってはいけない。10万人以上の国民が死んだのにそのまま権座に居座っているアサドをどう考えるか。軍は戦争をするためではなく、命を守るためのひとつの社会福祉的組織として考えるというような米がシリアの大量犠牲を対岸の火として見ていることは出来まい。ただ報復のための攻撃になってはいけない。日本ではいじめ自殺などを大きく人権問題にしながらもこのようなジェノサイドに対しては遠い他国のことであり無関心に近い。ロシアと中国は戦略によって複雑になるのではないかと主張している。中国は日本の安倍政権を「神風政権」と言っている。本当の人道主義が何か、内政干渉が何か、根本的に考えてほしい。