韓流映画から土着していく文化として韓国食品の日本的な開発の話は楽しい。餅や山菜など数多く上げられるが、昨日私は朝鮮飴を勧めた。日本では「朝鮮飴」と言えばおそらく熊本の朝鮮飴が有名であろう。ほんばの朝鮮飴の味を再演することは出来ないだろうかと言った。赤い高粱の粉末に水、麹 (麥芽糖)を入れ混ぜると觸媒分解する。それをざるに入れて絞った液水を溜めて、数時間煮つめると水飴状になり、さらにまた暫く煮つめりと固まる。その色は茶色の飴である。それをなんども引っぱり伸ばしながら練ると白飴になる。
私は子供の時、母親が作るのを毎年手伝って覚えている。このような作業は砂糖の普及が一般化されるようになって今は韓国でも伝統的に家庭で作る風景は完全に消えた。戦後聯合軍から配給されたドロップスの味は忘れられない。それは朝鮮飴の天敵の砂糖飴であった。先進ヨーロッパの諸国が植民地開発した食品であって、今は世界が甘くなった気がする。甘さと苦さは対極であるが、苦いコーヒーに砂糖を多く入れて飲むのはどういうことだろう。
私は日本のカステラなどの菓子の甘さには強く抵抗感を持っており、ほんとうの味が分かりにくくなったと感じている。甘過ぎることは弊害があるだろう。糖尿病が多い日本と砂糖の関係は専門外であるが、かりに相関関係がないとしても、大量摂取は糖尿病罹患のリスクがあると聞いた。それより味の話である。日本は「甘えの構造」の国、「甘言」の多い国であり、甘さを控えるために古い朝鮮飴はいかがであろうか。飴売り鋏音(写真)の風景には抵抗があるだろうか。
私は子供の時、母親が作るのを毎年手伝って覚えている。このような作業は砂糖の普及が一般化されるようになって今は韓国でも伝統的に家庭で作る風景は完全に消えた。戦後聯合軍から配給されたドロップスの味は忘れられない。それは朝鮮飴の天敵の砂糖飴であった。先進ヨーロッパの諸国が植民地開発した食品であって、今は世界が甘くなった気がする。甘さと苦さは対極であるが、苦いコーヒーに砂糖を多く入れて飲むのはどういうことだろう。
私は日本のカステラなどの菓子の甘さには強く抵抗感を持っており、ほんとうの味が分かりにくくなったと感じている。甘過ぎることは弊害があるだろう。糖尿病が多い日本と砂糖の関係は専門外であるが、かりに相関関係がないとしても、大量摂取は糖尿病罹患のリスクがあると聞いた。それより味の話である。日本は「甘えの構造」の国、「甘言」の多い国であり、甘さを控えるために古い朝鮮飴はいかがであろうか。飴売り鋏音(写真)の風景には抵抗があるだろうか。