崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

テール料理

2008年04月30日 05時33分12秒 | エッセイ
 教友から晩餐招待を受けてお皿の上に載ったテール料理を美味しくご馳走になった。私が日本に留学していた時日本では牛のテールは食べる人が少なくて安かったので私は結構頻繁にテールスープを作った。しかしそのスープ料理には半日がかかるほど手が込んだ料理である。昨夜ご馳走になったものはテールシチューであり、手の込んだ料理で充分誠意が感じた。
 日本で朝鮮焼肉料理は西洋式の食べ方に近い牛肉の部分的なメニュー中心であったが内臓やテールまで完全に定着していくようになっている。それでも朝鮮の牛肉文化がそのままに定着したとはいえない。血液の料理は日本にはまだ定着していない。牛のペニス、耳、皮などの料理まで定着するまではまだまだのようである。否、日本の食文化の上には定着しにくいものかもしれない。食事後のアメリカ香のコーヒーはその上に家でいただいた。両家でのおもてなしの美味しいお食事、コーヒー、そしてたのしく味わいのある対話、素敵な時間であった。まさに「一石二鳥」「一行二得」であった。