今朝の山口新聞に佐々木正一氏が「四季風」に姨捨山伝説に触れている。これに似てる伝説が韓国の「高麗葬」である。父子が祖父を山に捨てて運んだチゲを捨てて帰ろうした時彼の息子がその「チゲを持ち帰りましょう」といいながら次に父の、貴方を運ぶとき使うためだといった。恐ろしいメッセージがこの伝説の中に潜んでいる。差別には立場を変えるとなくなるものが多い。在日が差別されるというのも、日本人が他所の国に住むと同様に差別されるような状況になる。若者が老人差別することは自分を差別、自分をいじめることである。障害者に対してもいつ自分が障害者になるかもしれないことを考えるべきであろう。高齢者の年金の問題は若い人の自分の問題でもあるのに、それを認識しないということはいかに短見であるかを思わされる。