崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

映画鑑賞と出版記念

2008年03月16日 07時00分20秒 | エッセイ
 昨日映画「志願兵」鑑賞に続いてわが夫婦のエッセイ集『下関を生きる』の出版記念会が下関韓国教育院(李永松院長)主催で行われた。両方とも予想以上の満席であって嬉しかった。記念会では主に読まれた方からの感想を聞いた。多くの方から読まれやすい本という。私はそれが幸子の文章力によるものと思った。人を愛することはキリスト教の精神からではないかとも、そして「日韓結婚」「下関を生きる」ということはある特定な国民や特定なローカルではなく、ある地域を越えて生きることではないかという正鵠をさした指摘もあった。幸子はわれらが人を愛するというより愛されたことを悟ったと応じた。雰囲気に載せられて今後も書き続けようと思う。われら夫婦にとってほんとうに励まされた感謝すべき有意義な時間であった。