崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

家内との対話

2008年03月06日 07時28分50秒 | エッセイ
私は店に一旦足を入れたら買わないてそのまま出ることは心に残る。先日田舎の小さい駅で時間をつぶすために雑貨屋に入った。しかし客は私しかいない。小さいものでも買おうと品を探しても見つからない。そのまま出るには都合が悪くて次の客が入ると出よう待っていても誰もこない。この私の不都合な話を聞いた家内は「ある程度豊かだから」と解釈した。それは大型百貨店をしばらく回っても必要で買いたいものがない場合が多いのは確かに豊かさであり、感謝すべきである。しかし店に入ったら何かを買わないといけないという私の心は韓国で育った慣習からであろうと思う。子供の時店の中で物をみて買わなかった時、店主から悪く言われたことがあり、そのときから身についた習慣だと思う。いまは韓国でも商道徳も変ったと思うが、私の心は変っていない。良い心か悪い癖かは分からない。