崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

2007年04月17日 06時15分38秒 | エッセイ
 大学4年生になった学生のメールで「暇が多くなった」と書いてあった。それは低学年の時と比べて受講すべき講義が少なったことである。仕事に追われている人にとって暇は楽しい時間である。しかしすることのないような人に暇は寂しいものである。時には時間があり過ぎて人生が空しく感ずる時もある。それを克服するような契機に新しく何かをしようとする意欲が蘇ってくる。ただ疲れて休んで正常に戻るのが日常生活であル。「暇」から創造力が出る。「暇」に負けた怠け者とは異なって、創造的人間になっていく人もいる。私はこの4年生の暇の言葉から創造的な可能性を感じた。