崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

えごま油と干し明太

2007年04月16日 05時35分45秒 | エッセイ
 韓国の大学に勤めている弟子の金弼東氏から愛情のこもったえごま油(法油)と干し明太が届いた。私は彼の学部時代と博士課程の指導教官であって、今韓国日本学界で日本通としてテレビなどでも活躍する弟子である。私が調理にはよくえごま油を使うことを知っている。たら(鱈)は韓国の東海で良く捕れる魚として朝鮮民族の象徴的なものである。名前も色々ある。凍太(凍った)、明太(干した)、黄太(干した)、北魚(朝鮮半島の北部で捕れる)などである。数年前北朝鮮を訪問した時に北朝鮮の代表的な特産物であるという印象を受けた。今度送ってくれたのは北朝鮮産で韓国で加工したものである。日本では北朝鮮の品物が禁じられているので特に珍しく感ずる。