崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「従軍慰安婦」「拉致」

2007年04月05日 06時11分44秒 | エッセイ
 日本国内で「拉致」問題に執着しているうちにアメリカで「従軍慰安婦」問題がが国会で決議案として出された。「従軍慰安婦」「拉致」ということばも後から当事者以外の人が使うようになった。その意味も使う目的が異なっている。その事実は学問的に明らかにすべきである。いま世間で話題になっていることが事実を越えて一人歩きをしている。それが政治や外交の問題である。アメリカのホンダ議員が植民地時代の人権のことを問題にしている。北朝鮮も人権を侵したことは事実である。謝罪と寛容が必要である。東アジアの平和において日本人の不寛容が一番問題のように思われる。ある中国人学者になぜ日系アメリカ人のホンダ氏が「反日」的態度を取るのかという疑問を投げかけられ、どう説明すればよいか戸惑った。