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飴山實を読む(83)

■旧暦9月9日、火曜日、、重陽

(写真)長靴

蕎麦屋で蕎麦を食い、酒を飲みながら、俳句や詩を書くのは、なかなか、風流じゃないだろうか。バーや居酒屋になると、酒がメインになるので、話声が煩いし、なにより、煙草の匂いが気になる。蕎麦屋なら、適度に秩序があるし、適度にリラックスできる。酒場ほど、煙草を吸う人もいない。結社の雑誌に、毎月30句くらい発表しているのだが、俳句だけ読んだ人は、酒を題材にした句が多いので、相当な大酒のみだと想像するかもしれない。しかし、実際は、それほど飲まない。体質的に大酒は飲めないのである。家人などは、ぼくの酒の句を読むと、くすくす笑っているのである。




富士の水湧きついでゐる花藻かな
  「花浴び」

■富士山の湧水を源にする河川に花藻が咲いているのだろう。「湧きついでゐる」という動詞の使い方は、水の流れとその確かさを想像させ、非常に効果的だと思う。



Sound and Vision

Aimard - Schumann Symphonic Etudes (2/5)
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