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俳句の笑ひ:良寛の笑ひ(7)

■旧暦9月12日、木曜日、
(写真)無題

午前中、リハビリへ。トータルで1時間弱かかる。その間、仕事する。買い物して帰宅したら12時である。リハビリ後は、腰が軽くなるが若干、足がしびれる。

この秋はリハビリといふ旅の中

リハビリの老婆にぎやか渡り鳥

鰯雲人に不徳のあればこそ




デイヴィッド・G・ラヌーによる一茶の英訳

the child
clutches them tightly...
plum blossoms

osanago ya nigi nigi shitari ume no hana

.幼子や掴々したり梅の花

by Issa, 1810

Issa suggests that the love of Nature's beauty is part of the human soul, not taught or learned. He also reveals, in this haiku, a connection and affinity between innocent child and fresh spring blossoms. We see in this clutching child a future poet.




いく群れか泳いで行や鰯売り


■これも飄逸な味わいがある。鰯売りの身になってみれば必死に売り歩いているはずだが、どこか、可笑しい。笑いの句は、一般に、自らを笑う。他者への配慮からである。この句が、鰯売りを詠みながら、笑いを誘うのは、「泳いで行く」という動詞によると思う。魚の本能的な運動に苦役の様相はない。鰯売りの労働に鰯の運動を重ね合わせ、動物と人間社会という対比を背後に隠していることが、この句の笑いの本質だと思う。このとき鰯売りは、われわれの姿に重なる。
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