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往還日誌(80)






■8月26日、土曜日。

きょうは、非常に暑い日だった。暑さ指数が30を超える熱中症の厳重警戒が早い時間から出ていた。

第8回の往還も、週末を残すのみとなった。あすの午後には、若宮へ戻る。

京都合宿を始め、凡その目的は達成できたと思うが、ニコの仕事、ルカーチの翻訳原稿締め切り、新規の詩を書く、の3点はできていない。

調査報道の仕事でわかったことの一つに、強力で安価な致死性合成麻薬「フェンタニル」がある。フェンタニルの強度はヘロインの最大50倍、モルヒネの100倍である。この合成麻薬は、毒性と禁断症状が非常に高いことで知られている。しかも、化学物質の原料さえそろえば、どこでも製造ができる。精巧なラボや処理施設を建設する必要はない。

麻薬密売にとって、これほど経済合理的な商品はない。さらに言えば、すでに、長期にわたり、合法的に、鎮痛剤として、医療現場で使用されている。米国でもっともポピュラーな鎮痛剤の一つである。なので、当局が、その原材料の取り締まりをしにくい事情がある。これが、非合法に製造されて大量に出回り(もちろん、粗製乱造であるからさらに危険)、カリフォルニア州(オークランド)を中心に全米を席巻している。

2022年3月に発表された『国際麻薬取締戦略報告書』(米国務省国際麻薬・法執行局)によると、フェンタニルの過剰摂取は、2020年以降、18歳から45歳の米国人の死因の第1位である。フェンタニルは、中毒性はもちろん、致死性も高い。日本にも、すでに、半グレなどを通じて、入ってきている。

現在、大手メディアを中心に、大麻を問題視しているが、もう大麻の次が始まっており、厚労省のマトリは大麻や覚醒剤の密輸事件で手いっぱいで、フェンタニルまで手が回っていない。これは流行り始めると、かなり速いスピードで拡大するのではないだろうか。

お昼に、ライオンキッチンへ。オムライス大とバナナケーキを食す。その後、出町柳商店街で買い物。

帰宅後、YouTube番組をいくつか視聴。

掃除して、妻に頼まれた竹村玉翠園のほうじ茶などをリュックに詰めて、若宮へ戻る準備を行う。

夕方、野菜卵スープを作り、パンケーキを2枚焼き、いわしの缶詰を2つ開ける。

一休みして、夜は、ニコの仕事を行い、新しい詩のスケッチを行う予定。






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