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芥川龍之介の俳句(11)


■旧暦11月22日、月曜日、

(写真)Augusta Raurica

今日も、バタバタ終わったか。朝、第一詩集に入れる英詩をP君に見てもらう。冠詞や複数の感覚、時間の感覚は微妙で、ノンネイティブには難しいが、別の言語の感受性は非常に面白い。世界が広がるような気さえしてくる。ネイティブがvery nice, very goodと言っているので、お世辞があるにしても、まあまあ、なのだろうと思いたい。午後、トイレの工事。騒音の中を仕事。夕方から夜、冬期講習。先日、中学生に、柚湯に入ったかどうか、尋ねたら、全員入っていた! ちょっと驚いた。冬至の日ではなく、天皇誕生日だったが。病気から子どもを守りたい強い親心を見た気がした。



春日さす海の中にも世界かな   大正7年

■一読、ほーと感心してしまった。「世界かな」という措辞は、なかなか印象的で、春は、地上の生命ばかりが注目されるが、海の中にも春がやってきているという見方は、今も斬新ではなかろうか。よほど、感覚が鋭くないとできない句だと思う。「も」は地上との対比を表しているのだろう。












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