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往還日誌(190)







■8月3日、土曜日、晴れ、酷暑。最高気温39℃、最低気温27℃。

連日、京都は40℃近い気温となっている。昼間の外出は控えて、買い物などは夜間に済ませている。

きょうは、朝から、心身の調整を1時間程度。瞑想は、座る瞑想と歩く瞑想を行う。呼吸法、気功、瞑想のトリオロジーを前提に。FBによると、気功は、2021年8月3日から開始しているので、丸3年、4年目となる。あまり丁寧にはやっていないのだが、頭、耳、足、目を中心に手当てを行う。

その後、14時くらいまで、ニコの仕事に専念。朝は、14時間くらい断食したところで、バナナ4本、ミルク一杯で、即、仕事に入り、昼に、ホットケーキを焼く。

15時くらいから、ロミーとのZOOM Meetingのために、ロミーが送ってきたドイツ語の詩から2編を選んで、日本語に翻訳し、自分の日本語の詩2編を選んで英語に翻訳した。ZOOMの無料使用時間は30分。お互いの詩について、意見の交換を行う。

30分くらいが、英語で行うMeetingでは今のところちょうどいい。

ロミーは、ストラスブールに行ってきたところだったので、街の様子を聞くと、「初めて行ったけれど、大変すばらしい街、凄いところ」と言う。「古い街か」と聞くと、「キリスト以前からの街」と言う。

「紀元前」と日本語で言うと、わからないが、スイス人のロミーは、「Before Christ(BC)」と言うので、時間が、キリストの生誕を基準にして最後の審判の日まで直線的に伸びている。

フランス人は今、パリ五輪で、ピリピリしているという。テロリストなどの警戒が厳重らしい。

ロミーのドイツ語の詩は、なかなか、面白い。存在が循環するなど、少し東洋的な感覚もある。

始めに、作者のロミーに朗読してもらって、次に、日本語版を私が朗読した。私が訳した日本語とともに、以下に紹介します。

kein weg
zu weit

auf der suche
nach der farbe

die alle eint
und verstreut

kein weg
zu weit

für die farbe
nicht farbe

weder schwarz
noch weiss

kein weg
zu weit
bis

suchen selbst
zum finden
wird

29.6.2

どんな道も
遠くない

すべてを
結びつけ
すべてを
解く

色を探している
ときには

どんな道も
遠くない

色ではない
色を探すのなら

黒でも
白でもない

どんな道も
遠くない

やがて
探すこと自体が
見つけることになる


wie
eine alge
hänge ich
in erwartung
des schaums

aus spiegeln
sprühen wasserfälle
sprudeln regenbögen

dem wellenblau
entsteigt
ein turmgeläut

der alge gleich
ruhe ich
ewigkeitslang
in einem traum

22.6.24


藻の
ように
私は漂う
泡を
待ちながら

鏡から
滝が飛び散り
虹がかかる

波の青から
塔の鐘の音が
鳴り響いてくる

藻のように
私は休む
永遠に
夢の中で


私の詩2編は、瞑想体験をベースに作ったもので、ロミーにそれを話すと驚いていた。

Standing

Standing, at the red light of the pedestrian crossing, am I waiting, or being made to wait? -- The numbness in the sole of my right foot, jim jim jim -- The sensation in the sole of my foot -- it turns into dots and starts to flicker -- one dot at a time -- the flickering sole of my foot -- zim zim zim -- it opens up (the sole opens up, as a white summer flower -- the sole of my foot opens under my weight, opening, opening -- magnolia flower -- a single flower high above, the rain accelerates as white lines (words are too slow -- (neither I nor the flower are here anymore.

Caressing

With my left palm, I thoroughly caress the sole of my right foot. The palm becomes a feather, caressing the threshold of touch, where it is uncertain if it touches or not. Then, it switches -- even the act of switching switches (the sensation in an instant -- the sensation of the palm and the sole repeatedly and instantaneously switch without any confusion -- (time is constantly being differentiated. The sensation of the sole and the palm switches completely and simultaneously in an instant. The prior sensation disappears as it appears, appears as it disappears (the contact surface is warm and cold (in an instant -- the whole becomes a moment, the moment becomes the whole, (caressing, as the limit of words,

立つ

立つ、横断歩道の赤、待つのか、待たされるのか――右足の裏のしびれ、jim jim jim――足裏の感覚――点になって点滅を始める――一点一点――明滅する足裏――zim zim zim――開いてくる(裏が開いてくる、裏が白い夏の花として――私の重みで開く足裏、開いてゆく、開いてゆく――朴の花――高きに一花、雨は白い線として加速する(言葉は遅すぎる――(もうここにはいない、私も花も。

撫でる

左掌で右足裏をまんべんなく撫でる。掌が羽毛になって、触れるか触れないかの、そのあわいを撫でる。すると、入れ替わる――入れ替わることさえ入れ替わる(感覚が一瞬にして――掌と足裏の感覚が、まったく混乱なく繰り返し瞬時に入れ替わる――(時間は絶えず微分されている。足裏の感覚と掌の感覚が刹那――全面的・同時的に切り替わる。あらかじめの感覚は消えながら現れ、現れながら消え(その接触面は暖かく冷たい(瞬時に――全体が刹那に、刹那が全体に、(撫でる、言葉の限界としての、

今回はかなり面白かったので、またぜひやりましょうということになった。


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一日一句(5318)







蓮の葉のとりどり動く真昼かな






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