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倒錯






■朝日新聞によると、安倍総理の最後の演説について、「最後の演説は東京・秋葉原。これまでほぼ封印してきた憲法改正を取り上げ、『誇りある国をつくっていくためにも憲法を変えていこう』と締めくくった」と報道している。これを読んで甚だしい倒錯を感じるのは、ぼくだけだろうか。「誇りある国は、憲法の実現によって果たされる」べきではではないのか。現在、憲法が実現されているとは言い難い。まったく滅茶苦茶な首相を持ったものである。ファシズム前夜のような、思考停止状態が続いている。白か黒かわからないような状況が続き、景気回復の掛け声だけが大きい。子や孫が戦場に駆りだされるような景気回復っていったいなんだろう。命の唯一性に立ち返れば、何が正しい道なのか、自ずと明らかである。








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一日一句(782)







かなかなのうち重なつて緋色かな






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