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芭蕉の俳句(11)


■旧暦7月24日、火曜日、、処暑

(写真)無題

午後から、異常に蒸す。暑いので、深蒸茶を冷やして飲んでいるが、結構、いける。

「先生」と呼べる人たちが次々亡くなっていく。夏はどこか寂しい。20日の深夜に、翻訳家の山岡洋一先生が亡くなった。62歳だった。翻訳という荒海を渡るときの灯台のような人だった。まだ、これからと思っていたので、言葉がない。昨年の今頃に、お会いしたときには、お元気そうだったのだが...。主宰されていた「翻訳通信」を読み返してみたいと思う。謹んでご冥福をお祈りいたします。



秋風や藪も畠も不破の関   野ざらし紀行(貞亨元年)

■秋の風も、芭蕉にかかると、いろいろな表情を見せる。廃墟に吹く風にふさわしいのは、「秋の風」だという季感。すんなり納得できる。野ざらし紀行は、「秋の風」を詠む句が多い。






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一日一句(207)






銭湯にふらりと入るや秋の雨





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