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Cioranを読む(38)


■旧暦3月27日、金曜日、、昭和の日

(写真)竹と花

流山・柏・松戸・金町の常磐線沿線ゾーンの放射線量が非常に高い。都内の10倍である。二度の水素爆発で、このゾーンが汚染された可能性がある。今、残っている放射性物質は、セシウムだろう。半減期は30年である。このゾーンは、内陸部の山風と海洋部からの海風が拮抗するところにあたる。詳しいデータを収集する必要性を感じている。今、市と県の方へ迅速な計測と発表を要望している。

参考データ1
参考データ2

ここのところ、グループホームをいくつか見学している。認知症には、特養がベストだと思うが、空きがない。空くまでの間、グループホームがベターだと考えるようになった。しかし、これまた、待機が多い。4か所打診したが、全部待機である。今の適合高齢者専用賃貸住宅は、ケアスタッフの数が少なく、圧迫骨折や認知症のある入居者の場合、対応に難しい面がある。入居者も、比較的元気な人が多い。しかし、なかなか、タイミングが合わず、ベターな入居ができない。今日は、午後一杯、このための連絡に追われ、特養の書類を一つ書き終えた。普通は、簡単な統一書式で済むのだが、ここは、細かい情報をいろいろ尋ねてくるので、結構時間がかかった。

福島第一原発の一号機を「水棺」にする計画があるが、この言葉になぜか非常に惹かれる。コンクリートで固める「石棺」に対応して言われるようになったのだろうが、英語でなんと言っているのか、気になって、調べてみると、「a water tomb」と言っているらしい。graveの原義が「掘った場所」であるのに対してtombはa stone structure above or below the ground where a dead person is buriedと説明されている。基本的にa stone structureなのだろう。「水棺」はさしずめ、a water structureというところだろうか。

また、ぼちぼち、plain Englishで英詩を書き始めている。ご興味のある方は、ここからどうぞ。



Au-dessu des présocratiques, on est parfois enclin à mettre ces hérésiarques dont les œurvres furent mutilées ou détruites, et dont il ne reste que quelques bouts de phrase, mystérieux à souhait. Cioran Aveux et Anathèmes p 27 GALLIMARD 1987

著作が破損したり破棄されたりして、断片的な文章しか残っていないキリスト教異端の開祖たち。申し分なく深い謎に包まれた開祖たちを、われわれは、ソクラテス以前の哲学者たちよりも、ときに、上に置きたい気分になる。

■hérésiarques(キリスト教異端の開祖たち)というのは、実に、興味深い。いったいどんな人たちがどんな言葉を残したのだろうか。




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一日一句(99)






板前の声のきほひや若楓





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