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ドイツ語の俳人たち:Udo Wenzel(2)
2009-01-02 / 俳句
(写真)初空
朝、年賀状を出しに郵便局へ。風が冷たい。今日は家人が雑煮担当。ぼくと家人では、雑煮が異なるので、毎年、2種類の雑煮を食することになる。
正月はいつも、詩人の柴田三吉さんから、『Junction』という詩誌を送っていただく。これを読むのが年頭の習慣で、いわば、読み始めとなる。この詩誌はとても魅力的で、柴田さんと草野信子さんという二人の詩人の詩と散文よる対話だけで構成されている。
そのちいさな穴から
まだこの世のものとも定まらぬ
いのちが出入りしているのだという
ひよひよ うすい膜をふるわせて
いのちはときに
たわいない擬態語で
つかまえられる
柴田三吉「ひよめき」部分
■命は深いもの、尊いもの、という面だけに、考えが向かうとき、意味とは異なった「ひよひよ」という音楽に耳を澄ますのは、大事なことかもしれない。
◇
Am Neujahrshimmel
Sterne gleich glitzerndem Glas,
getauscht gegen Gold.
初空
玻璃のようにまたたく星々
それは黄金にも匹敵する
■ヴェンツェルさんが、新年の挨拶句をアップしているので、訳出してみた。
◇
Sound and Vision
Friedrich Gulda & Herbie Hancock - Night & Day
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