銀河鉄道の1月

元旦、。月曜日

モニタを19インチにしたので、非常に目が楽。今日は、朝早く起きたので、近くの江戸川まで散歩してきた。ジョギングしている人が元旦から結構いますね。犬の散歩も多かった。セブンイレブンで、ホットレモンを買って、しばし、川を見てボーっとしていました。季語なしですが、

人間の土地を流るる大河かな

こんな句が浮かびました。

今年のわが家のカレンダーは、宮沢賢治の詩をモチーフにしたもので、楽しみにしています。今月は「銀河鉄道の1月」。この詩は、いままで見逃していましたが、読むと、音楽が立ち上がってきて、非常に面白い詩です。この詩を新年の挨拶としたいと思います。今年も、よろしくお願いします。



銀河鉄道の1月

　　　　　　　　　　　　　　　宮沢賢治


ぴかぴかぴかぴか田圃の雪がひかってくる
河岸の樹がみなまっ白に凍ってゐる
うしろは河がうららかな火や氷を載せて
ぼんやり南へすべってゐる
よう　くるみの木　ジュグランダー　鏡をつるし
よう　かはやなぎ　サリックスランダー　鏡を吊るし
はんのき　アルヌスランダー　鏡をつるし
からまつ　ラリクスランダー　かゞみをつるし
グランド電柱　フサランダー　かがみをつるし
さはぐるみ　ジュグランダー　鏡を吊るし
桑の木　モルスランダー　鏡を……
はははは　汽車がたうたう斜めによこぎったので
桑の氷華はふさふさ風にひかって落ちる