「芳賀ちゃんのオサカナ釣題」…酒、肴、料理、釣り 

元デイリースポーツ記者の日記だよ。

《101》ワンコのウンコがオイラの始まり

2008-05-21 10:53:45 | その他もろもろ
 まだ、人の気持ちが分かるとか、我慢をするとか、まるでできない幼児期。眠けりゃグズるし、お腹がすけば機嫌が悪く、泣いたりするような、幼稚園に入ったばかりのころ。

 砂場でたった1人、遊んでいますた。

 皆もやったように、穴を掘ったり、砂を積み上げてお城みたいなもん、作ってみたり…夢中でしたなぁ。

 突然、砂をこねる右の手のヒラに違和感が!

 明らかに砂とは違う、粘土のような塊を握ってしまったのですぅ。

 それが、何なのかは、分かりませんでした。

 けれど、人間って不思議。気持ちが悪いから、塊はすぐに放ったものの、あのグニャリってした感触が気になって気になってね。

 自然に、右手のニオイをクンクン。

 クッサ~!嗅いだことのないニオイっす。犬のフンだったんですよね。

 手を洗っても、洗っても、洗っても、そのニオイは消えないような。

 ものすごい、おののき!なんですよね。放恣放縦の欲望まるだし、垂れ流し時代の甘ちゃん幼児にとっては、戦慄体験っす。

 このとき、「これは自分のニオイではない」って、自分とは別の「他者の存在」を、生まれて初めて意識したのです。

 それが、オイラの「自我の自覚」の瞬間、オイラという「人間の誕生」だったと、いまでも思っているんすけどぉ。なんかヘンでせうか?

 だから、ワンコのウンコは、ある意味、オイラの「産みのオヤ」なんすわ。

 少年少女釣り大会の会場とか、オトーサンやオジィサンに連れていかれた波止なんかで、生まれて初めて、イキた小魚に触れようと、あ~かわゆいカワユイな~んて軽い気分で、握ろうとしたら、こん身の力で抵抗され、ビックリ。ギャーすか泣いてしまうお子さん、多いすよね。

 あるいは、あのエサにする青ムシ。つまんだのはイイけれど、チクって噛みますから…。これまた、恐怖、仰天!

 でも、小魚の大暴れや、青ムシの噛み付きで、オイラみたいに、実は、そのときに「自我の自覚」しちゃってる幼児って、いるのかもよ。ヒャハハ。

 

 
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