「芳賀ちゃんのオサカナ釣題」…酒、肴、料理、釣り 

元デイリースポーツ記者の日記だよ。

監督!ありがとね!サヨウナラ!

2017-07-02 08:13:45 | その他もろもろ
カントクがなくなった。

上田利治さん、80歳。

東京から、自分が初めて関西に転勤して、プロ野球担当を命じられたときの、阪急が身売りして二年目のオリックスの監督。



以来、担当が変わったり、リタイアしたり、ユニフォームを脱いだりしても年賀状だけは25年、四半世紀も続いたなぁ。

ウエサンの年賀状の宛名は、ほとんど万年筆の手書きだった。

写真は、大震災を経て再び東京へ帰り、5年後くらいに神戸へ再転勤したときにもらった年賀状。

和して同ぜず

カントクの好きな言葉だ。

豊中の昔の屋敷には、デカい番犬がいて怖かった。監督を退く間際は遠征先の東京のホテルのバーで何度も呑んだけど、

芳賀くん!わしゃあウソつかんぞ!

と、言いながら、本心とは違うことを言うのだ(^。^;)

核心を突くような質問をすると、

芳賀くん!まだ呑み足りんみたいやなぁ!

で、ニッコリしながら、ボトルウイスキーをドボドボ注がれてしまう。

取材する側としては難敵!タヌキ親父やった。

長年、デイリーの評論家を務めてもらった。

オイラは、ある祝賀パーティーへ行けなかったが、

先輩に託した「監督!おめでとう!」とゆふメモ書きに、ウエサンは大変喜ばれ、懐かしがっていたとか。自分にとっては最初に監督と呼んだ人だったから、ずっとカントクだった。

ええでええで!

カントク、お疲れさま。あの世で村山さんとバッテリー組んで野球を楽しんでくださいね。

               合掌


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