「芳賀ちゃんのオサカナ釣題」…酒、肴、料理、釣り 

元デイリースポーツ記者の日記だよ。

《54》初めての浜料理

2008-03-27 23:59:06 | 男の手料理
 みなさんは、自分が生まれて初めて作った料理って覚えてますか?

 オイラのは、小学生1~2年のころの、海岸で作った「貝焼き」だと記憶してます。

 故郷、新潟市の新潟東港の付け根を日本海側の西へ移動すると、展望台なんかがある「日和山」(ひよりやま)海岸ってのが、あったな。

 現在は、たぶん、沖にテトラ群が入っているだろうけれど、昔は、侵食されかけた砂浜の前に、沈みかけたテトラと、豆腐型の大きなコンクリートみたいなのが並んでいたっす。

 まぁ、そうしたテトラやブロックは波に洗われていたんですが、上にあがることはできた。で、ムラサキイ貝がビッシリ着いていたりしてね、いくらでも獲れた。

 そのイ貝を、友達と浜辺で焼いて食べたんです。用意したものは、家からこっそり持ち出した醤油の小瓶、マッチだけ。

 鉄板替わりにするのは、そこらから拾ってきたブリキや、トタン屋根の一部みたいなやつだったわ。これまた、拾ってきた新聞紙、木材なんかを使って、少し穴を掘った砂浜で焚き火。その上に、トタンかぶせて、イ貝並べて、焼く。

 貝の口が開いたら、醤油をぶっ掛けるか、そのまんま、海水の塩味でいただく。

 アチチっすけど、美味いんですよ

 ガキのクセして、ちょっと大人気分になったようで、自然から調達して火をおこして、手づかみで食べるわけっすから、なんだか原始人になったような。ダイナミックで、たくましい…狩猟本能を少し満足させた感じの、いい心持ちに

 でも、翌日、3人で食べたら、2人は必ず腹痛起こすんですよね。オイラもその一人っす。ヒャハハ。

 「何、食べたの?」って母親に怒られても、友達との秘密行動だったから、バラシませんでしたけどぉ
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 《53》4月2日は仙台・気... | トップ | 《55》変わらぬメニュー »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿