神戸の小料理屋さんや居酒屋ではお鍋が真っ盛りになってきました。中でもオイラが大好きなのが「てっちり」。ふぐ鍋ね。
「てつ」とは、言わずと知れた鉄砲の鉄。毒のあるふぐを食べると、ひょっとしてズドーンと鉄砲の弾が当たるように、命がヤバいかもよ…とゆふニュアンスっす。
「ちり」とは、いろんな説があるみたいだけど、オイラは「白身の魚の身が、鍋の中でちりちりとはぜる」感じからきている…ってのが。もっともらしくていいなぁ。
実際には、小料理屋さんだろうと居酒屋だろうと、魚屋であっても、ふぐを安全にさばいてお客さんに提供する免許(県や市から資格習得)
を持ったプロが、ちゃーんとさばいてくれるわけですから安心ね。
ただ~し、オイラが頻繁に食べるのは天然もの!
ぬえぇぇぇ~?天然ものなんて高すぎて手が出ないよぉ!………がぁ、もちろんトラフグじゃあござんせんよ。
いわゆるショウサイフグね。アッシらの町では、シロサバフグが多いかな。
身だけいただいておれば、大丈夫な天然フグ。目や、その周辺の頭、内臓、皮など毒があって危ない部位を削除してもらった、いわゆる「身欠き」の状態で売ってもらうわけね。
これ、下手な養殖トラフグより鮮度、肉質、お味は上等だと信じておりまする。知り合いの板前さんなんかも、「確かに湯引き身や、てっさ(薄造り)にしたら、養殖のトラよりショウサイのほうが、小さいけれど、甘みがあって美味いよ!」とキッパリ。
そんなわけで、鮮魚自慢のスーパーや、午後2時半ごろに運ばれてくる昼網ものを扱う魚屋さんは、値打ちを知っている主婦には、ふぐならずとも大人気なのであります。
明石の昼網でシロサバフグの中小3匹が480円。
これを湯引いて
大き目のショウサイフグでも閉店間際まで粘れば半額。2匹が203円と176円の激安だわ。
軽く湯引いて、たたきに。ポン酢もみじだ合うね。
てっちり。シンプルに白菜と、上げ際に春菊(菊菜)がヨカ。柚子があれば、もっといいなぁ。
シメは、ヤッパシ、ふぐ雑炊っすねぇ。日本酒たっぷり目っすよ。ラストは火を止め、溶き卵を回しかけてぇ、フタをとじて…しばし蒸らせば、アツアツの完成ざぁまふ。
はぁふぅはぁふぅして、いただきませう。
瀬戸内に良い漁場が広がる神戸って、ええわ~。
カキコしようと思っているけど、つい億劫で遠慮してました。
自宅だと言いたい放題なんだけど、余所へ出向くと借りて来た猫状態のわたしです。(^_^;
シロサバフグは、良く行く魚お産に時々、鮮魚でドカっと入荷します。
捌いてもらって、家に帰って一夜干しして焼いて晩酌のアテにする事が殆どですが。。
無毒のフグも一応わたしは自分で捌くのは自粛して魚屋さんに任せてしまいます。
だってフグなので、種類の見極めを間違えちゃったら、下痢しちゃった・・・くらいじゃ済まないですからね。(笑)
何時も心配してくれてありがとう。お陰さまで、今のところ元気だし、呑気に暮らしていますよ。
では、また。^ ^
しっかし、ブログ村ランキングは一進一退だね。たった今は、再度、家庭料理でヒタキ様の真下にランデブー中!