「芳賀ちゃんのオサカナ釣題」…酒、肴、料理、釣り 

元デイリースポーツ記者の日記だよ。

《524》クリニックにて…

2009-05-30 00:58:21 | その他もろもろ
 左ヒザで踏ん張れない…てか力が抜けたようになるし、曲げると激痛。

 神戸・垂水の有料老人ホームにいる94歳を超えた母の、新しい医療体制に関する説明や契約の約束を延期し、会社も休んで、医者へ行ってきますた。

 ここは、整形外科、リハビリテーション科、内科などもあるクリニックですけど、ご老人たちであふれています。

 四捨五入すれば60歳になってしまうオイラなんか、一番若い方ですわ。

 しかも、デカいから、みんなが見る、見る、見る。違う世界からやってきた大巨人?っすかね(爆)。まだ、皆さんの世界には行きたくないんすけれど…。

 その大巨人がさ、ヒョコタンヒョコタンしながら、問診表を書き、運良く空いていた出入り口そばの長イスの左端へ。

 左足を延ばしたまま座らないと、しんどいんです。あぁ情けねぇ。

 それにしても…ここの患者の皆さんは、ツエをもっているのとかは当たり前っす。

 スターウォーズのヨーダに似た、腰の曲がった、かなり高齢のオバアチャン。両足を90度に開いて5センチくらいずつ右左右左をチョコチョコチョコって、素早く動かして前進するオジイチャン。鼻に管を入れたまま、息子さんに付き添われて来院した70歳くらいのオトウサン…。歩行器を押す品の良いオバチャン。若いときは、ちょい色っぽかったろうなぁ。

 ま、どこか具合の悪い患者さんたちだから、皆、けっこうバランスを崩しています。

 んでも、少し驚いたんは、決して暗いムードじゃないな。むしろ、なんか明るい。カラダの動きは悪いけど、頭はハッキリしているようだし、初めて来たオイラを見て、ニッコリ微笑んでくれたオバアチャンもいる。

 顔見知りの患者さん同士があいさつするんでも、元気がある。冗談も言い合ってるし、それなりに、意外と活気があるんですよね。

 故障、不具合と付き合って長い、その道のベテランって表情だわな。アッシのような新参モンには、そんなふうに見えます。

 トシを食らうとさ、み~んな、どこかが痛いの痒いのってなってくるんだよ。

 自分だけは大丈夫…な~んての幻想だわな。

 おかしくなる原因はマチマチっすがね。

 事故によるケガ、病気、老化…。

 不注意、不摂生…。

 メタボのポスターが目の前にありんした。この脂肪は良くないことだらけ…って、最近の研究結果みたいなのがいっぱい書いてある。

 アッシはメタボ、酒も煙草も普通のレベルより多い。そんなに健康が大切だって思うなら、きちんと制限したり、酒か煙草も止めちゃえばいいんだ。

 だよね~。

 しかし、意志薄弱ってか、ココロのどこかで、オイラは大丈夫みたいな妄信があったり、まだまだ余裕がある…などと勝手に思い込んでいるだけなんでせうね。

 確実に、コトは進行しているはずなのに。

 レントゲンは骨には異常なし。

 これまでは足の指やカカトに出ていた痛風発作がヒザに出た可能性もある。尿酸を作りにくくする薬をたまには飲んでいるし、尿酸値は下がっているはずなのに…。あるいは、なにかの細菌かも?とセンセイ。

 炎症があるのは間違いないからと、とりあえず、痛風発作の特効薬コルヒチンと、抗生物質を含む3種類の薬を処方してもらい、様子をみることになりやした。

 外へ出たら、トップ写真のようなツエをついたご老人の、いかに多いことか。

 しかも、そんなに高齢じゃないのに、ご夫婦そろってツエ姿。お仲間の、もう一方は歩行器。

 改めて、こういう風景が、あふれていることを、強く意識しちゃいました。


 数日前、手元に会社から「年金と再雇用のセミナーへのご案内」というのが届きやした。2012~2013年に定年を迎える社員が対象で、7月に社会保険労務士さんを交えて説明会を開くんで、出席して下さいというもの。

 老後、年金生活、介護、寝たきり…とかいう言葉、漠然としていたイメージが、そろそろ本当に現実味を帯びてくる、アッシ。

 あ~こわ。

 いやいやいや。まだまだ老けこんじゃいられませんわ。気合だけじゃあ、どうにもならんけれどさ、ヒザ、早く動け!

 
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