「芳賀ちゃんのオサカナ釣題」…酒、肴、料理、釣り 

元デイリースポーツ記者の日記だよ。

《362》居酒屋放浪癖…新開地の立呑み処「赤ひげ」

2009-01-13 23:59:58 | お店にて(飲食店など編)
 こんちですぅ。

 寒うて寒うて、かないまへんなぁ。ったく。

 さて、先日の夜9時ちょい前、神戸市の新開地にある、立呑み処「赤ひげ」へ。

 久しぶりっすわ。

 JR神戸駅近くの「たすけ亭~」が、予告通りオヤスミ(12月から通算2度目らしい)したんで、メトロ神戸っていう情緒たっぷりの地下街を、の~んびり歩いて、神戸高速線の新開地駅東側を地上に出ると、大通りのカドにあるお店っす。

 めっちゃオモロ~でしたな。

 ほぼ満員の賑わいっす。

 左隣の65歳くらいのオッチャン。漫画みたいな赤い顔で、目の周りだけが、さらに特別赤くなっちゃってさ。

 このオッチャンが、お勘定、払った払わんのケンカっす。代金2500円くらいだったかな。

 「さっき払ったろがぁ!」

 バイトの男子2人「もらってません!」

 マスター「お客さん、大声出したらアカン。酔いすぎやぁ。第一、人聞き悪いやろ」に、「払ったら文句ないやんか。チクショー。ほらぁ!」とポケットから、しわくちゃの千円札3枚を、オイラ寄りのカウンターにタタキつけたオッチャン。マナわるう~。

 マスターも、けっこうな年齢だと思いますけど、負けてません。「お客さん!ここじゃあ、みんなの迷惑や。表、出いや!」

 外へ連れ出すと、怒鳴り声がしばらく…。オッチャンが、謝ってお開き。

 バイト君いわく、今年に入って、もう2回目の言いがかりだとか。

 さて、アッシの背後には、若い夫婦アンド、カウンター下になんと!5歳と4歳くらいの兄妹が、カベを背に、ちょこんと、こっち向いて、しゃがんでいる。

 「パパぁ、それ(ビール)飲むん、もう止めて。臭いねん」と、お兄ちゃんの方。

 「ほな、チューハイ!」。夫婦とも、かなり呑んでる様子ですが、まだまだ終わるムードではありません。

 チビちゃんたちは、ウーロン茶のんでさ、チクワかじったり、妹は銀紙をグチャグチャ噛んでて、ママに叱られたり。

 んでも、ゴレンジャーの話題で盛り上がり、楽しく遊んでまふ。

 どこかから、お客さんの感想。

 「まだ幼いのにぃ、こんな店に連れてきてよぉ、あのガキ、ほら、もう悪党ズラになっちょるわ。将来、心配やなぁ」

 子供に罪はありませんけれどね…なんか、かわいそ。もう、帰ればいいのに。


 この「赤ひげ」は、激安にして、美味いもんだらけっすから、超人気店。

 トップ写真にした、マグロすきみ150円。トロロ昆布や薬味ネギ入りで、スープも、いいツマミになっちゃう湯豆腐が100円。

 この湯豆腐ね、よく100円で頑張ってますわ。ほんま!すごい!

 日本酒(白鶴)正1合ビンが270円。

 ナマコ酢やカキ酢200円。このナマコ酢はポン酢、大根おろし入りで量もある。

 ブリカマ塩焼き250円。しかも最高に美味っすよ。

 熱々わかさぎ天ぷら山もり150円。串カツ60円~。

 ビリ辛高菜漬け物やキムチ風の豆もやし90円だわさ。

 本日のお刺身は、マグロすきみのほかに、ハマチやマダイが190円す。お魚の仕入れの腕…ってか、安く良いモノをという担当者の目利きは、たいしたもんす。いつも感心するのです。

 んで、オイラのお勘定は、計2160円ですたぁ。
 
 内訳は…日本酒2合、ビール中ビン1本、芋水割り1杯、マグロすきみ3皿!湯豆腐が1杯、ナマコ酢おかわりして2皿。以上。

 まだ、あの子連れ家族います。

 途中で酔っ払い年増女も入場!お客さんにチョッカイだしたみたいで、怒られてます。

 お金持ちってか、羽振りのいい人は、来ないでしょうけれど、とにかく、いろんな職業の人が、たくさん出入りしてます。

 生活苦、就職難、競艇、競馬、女遊び、ハッタリ…耳に入ってくる会話は、サマザマですが、人間観察や、世相を肌で感じるには絶好の場でしょうか。

 会社に、もしも、世間知らずで、アタマのカタ~イお偉いさんとかいたら、たま~に、こういうお店に来て、小1時間でも呑んで、回りの人を見たり、話したりすれば、世の中のお勉強になるのにね…とか思います。

 合計450円で飲み食いして、パッと帰る常連さんもいます。

 オイラ、不況の中でも、こういう店が、最後の最後まで生き残るんちゃうかなぁ…て、んな気がしまふ。なくなってほしくないよね。

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