「芳賀ちゃんのオサカナ釣題」…酒、肴、料理、釣り 

元デイリースポーツ記者の日記だよ。

⑫当てる楽しみ

2008-02-01 22:28:50 | お店にて(飲食店など編)
 1月31日の晩、大阪で釣りの関係者とのちょっとした宴会。自力勝負じゃあ、ほとんど行かない北新地の小粋なお店で懐石料理。先附け、前菜に始まり、あの少しずつ上等な酒のツマミ(?)が出てくるのが好き。器も、当然、凝っている。

 酒呑みっていうヤツは、チビチビと、時間をかけて、ゆっくりと頂くんだよね。気心の知れた仲間と、気取らずにワイワイ語りながら…と言ってもオオムネ2時間が、お店側で決めた制限時間かな。特に個室ではね。

 で、必ずメーンか、重要な位置を占めるのが魚介料理。和食だから、当たり前といえば当たり前だけど。まぁ、温泉旅館の夕食もそうだけれど、ある程度のレベルんところなら、たいがいは目の前にお品書きがあるんで、それをよく読めば、材料はわかる。

 が、同じ「烏賊(いか)」でも、どこそこ産の、なんていうイカかまでかは、よほど鮮度とかに自信のあるお店じゃないと、詳しくは書かれていない場合もある。

 そんなとき、釣り人のボクが「これは福井・小浜沖のケンサキイカ」とか「ヤリイカ」「和歌山の由良方面で獲れたアオリイカ」「新潟は佐渡沖のスルメイカ」「どこそこのモンゴウイカ」といった具合に、産地は半分、あてずっぽうだけれど、まず、イカの種類はズバリわかってしまうことが多い

 クロマグロ(本マグロ)か、その若魚のヨコワか。トラフグかウマヅラハギか(ホラ、舌の格付けチェックをする、あるテレビ番組で、俳優の松方さんが味を見分けられなかったほど、鍋なんかにしたら似ています)も、料理になってしまうと見分けが難しいけれど…。

 なんで、かなりの確率で、当たっちゃうのかっていえば、普段、けっこう食べていることもあるけど、仕事上さぁ、毎日掲載している「釣果表」を作っているわけだし、各船宿さんのホームページものぞくから、その季節のイマジブンの出盛りの旬の魚は知っているつもり。それと、デパ地下、鮮魚店巡りで得た情報も加わるからね。

 ところが、魚料理を売り物にしている行きつけの店は難敵っすよ。もちろん、調理の風景が見たいから、ご主人というか板前さんの目の前のカウンターに腰掛けることが多いけれど、突然、「芳賀さん、コレ、食べてみて」と、正体不明の一品を出されるケースがある。「何だか分かる?」って、逆に挑まれている感じだわ。

 サメ、エイ、皮、卵系、見たことのない深海魚だったり。ご主人とオレっちとの遊び…楽しいっすよ

 

 

 

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