「芳賀ちゃんのオサカナ釣題」…酒、肴、料理、釣り 

元デイリースポーツ記者の日記だよ。

《650》イラの霜皮造り

2009-09-22 00:01:09 | 魚料理
 潮岬沖では、天びんを底に落としてみたら、あのイラも釣れますたわ。

 イラって、スズキ目ベラ科。

 「あの」っていふのはねぇ、もう5年ほど前に、見老津沖で4月か5月にイサギ狙っていたとき、35センチくらいの色鮮やかなイラがきたことあって、船上で内臓つぶさんように、さばいて持ち帰ったんすけれど、そんときは刺身はもちろん、煮ても焼いても、妙な苦みがあってさぁ、まずい!魚だと思っておりやした。

 ものの本によれば、北九州方面じゃ、イラのことを「なべくさらし」「なべこわし」とかいう地方名で呼ぶんだとか。とにかく、まずい。鍋が腐るほど…。んで、まずさにイライラして、食べた人が鍋をたたき割ってしまった…とか?

 ところが、いろいろ調べてみると、産卵期(初夏らしい)をすぎたものは、特有の磯臭さが出る場合があるそうっすけど、その時期を外れたら、白身魚らしい淡泊さで、決して嫌われる味じゃあないそう。

 う~ぬ。前に釣ったんは、産卵前のはずですけれど、ダメだったなぁ。場所にもよるんだろうね。食べ物とかにもさ…。

 今回は寺本船長も「まずい魚じゃあないよぉ」って太鼓判。

 ちゅうわけで、湯引きして、皮霜造りへそぎ切りに。

 確かに、心配したクセはありましぇんですたわ。普通に美味しく食べれますがな。

 これなら煮魚とか、カルパッチョもウマウマなんでは?

 ウロコ引いて、皮ごと塩酢に漬けて、昆布〆したヤツなんか、あっさりとしオイシかったという知人もおりやす。

 少し、見直しました。湯引いたら、身の水っぽさも、それほど感じないしぃ。か、

 な~んだ!やっぱ、魚は食べる時期や、釣った場所にもよるんだよぉ。

 たった1度の、まずいという体験から、頭ごなしに不合格!にしたらアカンちゅうこってすな。メンゴメンゴ。うんうん

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3 コメント

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初めての色文字 (芳賀ちゃんす)
2009-09-22 15:34:24
フォント使って、初めて色文字を挿入してみますたぁ~。
携帯じゃ色は出ないんでさ、パソコンから見てくらはい。
やり方わかったから、たまに使いまふわさ。
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いろんな魚 (Mi)
2009-09-22 20:33:49
がいるんですね。
とても勉強になります。

今度からは珍しい魚ばかり集めて「芳賀ちゃんのオサカナ釣魚アルバム」なんていかがでしょうか?(笑)
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おっ、おおっ! (k-5610)
2009-09-23 18:54:53
色文字いいですね~。

さっそくお勉強しなくては…。
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