「芳賀ちゃんのオサカナ釣題」…酒、肴、料理、釣り 

元デイリースポーツ記者の日記だよ。

《139》トコロテンは1本!なのだ

2008-06-28 22:01:41 | その他もろもろ
 以前にも紹介した、JR神戸駅そばの、炭火焼き鳥「鳥羽」のオカアサンと、いつも盛り上がるヒマバナシがありんす

 第1、第2のお客さんの波が去って、9人がけのカウンターには、ネチ呑みのオイラと、忙しさから束の間、解放されて、タバコを美味そうにふかすオカアサンの2人きり。ほぼ同年輩っす。

 オイラ「そういえばさぁ、アッシらのガキのころはさ、口の中、いっつもマッカッカか、ミドリとか、アオかったりしてたよねぇ。あの1円で3つくらいは買える、なんか、ヒモのついたアメなめてさぁ…」

 オカン「昔は、着色料やら人工甘味料なんて使い放題だったもんね。現在じゃ考えられないわよねぇ。あれをペロペロなめちゃってさ…キャハハ。それでも、いま、けっこう元気で生きてるわねぇ」

 オイラ「駄菓子屋さん、てか新潟じゃあナンカヤサンってゆ~んだけどぉ、そうそう1円札とかもって、入りびたりだったよねぇ」

 オカン「紙芝居屋さんも町に回ってきたよね。拍子木、カチカチたたいて、小学校から帰ってきた、お客の子供集め」

 オイラ「穴開けってあったよね。四角くてひらったい、ハクボクみたいな材質のサッカリンたっぷりの甘いお菓子をさ、角のある竹串で、ていねいに穴開けて、削って広げていくんだわさ。んで、1円玉が、その穴を通過すれば、達成のアカシというか、お見事!って感じで、水あめが景品にもらえたし。一回りおっきい5円玉が通ったら、水あめに、真っ赤な梅ジャムか、異様にオレンジ色の、みかんジャムを塗ったくってくれたりねぇ。でも、欲張って穴を広げようというスケベ心から、無理すると、パリン!割れてダメんなっちゃうのよね」

 オカン「ジャムつきの水あめナメられる子は誇らしげだったし、小さい子からソンケイのマナザシで見られたりしたね」

 オイラ「でもさぁ、やっぱ、ナンカヤさんで食う料理(立派なもんす!)で忘れられないモノっていえば、お好み焼きもあるけれど…ト・コ・ロ・テ・ンでしょ」

 オカンとオイラ、アイコンタクトのあと、声を合わせて「1本/hearts_pink/}!ね!」

 オイラ「そ、1本!あ、やっぱ関西もっすか。1本!なんだよね。食べる箸がね。平たい皿に、オバサンが突いてくれたトコロテン。あれに三杯酢にするか、二杯酢にするか、どちらかを申告して、かけてもらう、そんで、箸1本で、うまいことススリ込むんよね」

 こうして、蒸し暑い梅雨の夜はふけてゆくのでしたぁ。

 3カ月くらいたって、忘れたら(もうかい!)また、同じハナシで盛り上がろうね(爆)。

 てなわけで、アッシは雨の中、福井・高浜の日引漁港へ移動。朝5時半から船キス修行っす。ケケケ。

 

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