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石破茂元防衛庁長官は非難できる立場にない

2010年05月08日 17時38分29秒 | 防衛問題
はっきり言えば、自民党時代の防衛族と呼ばれた人々が無自覚かつ無責任な防衛政策に終始してきたことが、今の事態の遠因となっているということを、まず当人たちが知るべきである。彼らには、そうした自覚が一切ない。
鳩山政権の稚拙極まりないやり方は国民から批判されて当然(*1)であるが、石破茂のような「歴代防衛庁長官経験者たちの無能」こそが、今日の日本を招いたということの反省こそが、最初にあるべきである。

(*1):今の漂流状態になるであろうな、というのは、当初から予想されていたことである(昨年に指摘した)。「まだ不慣れだから、まだ初心者だから」暖かく見守って、みたいな、ふざけたことを言ってるからこそ、こういうことになるのである。舐めてるのか、としか思えない。そういう生ぬるい考え、姿勢こそが、最大の元凶なんだってことを、早い段階で気付けないというのが愚かとしか言いようがない。自覚できないのは民主党の驕りがあったからなのだよ。

日米同盟の在り方: 石破茂(いしばしげる)ブログ

最も批判する資格のない人間が、今になって何を言っているのかとは思いますな。「国を護る」ということの意味が全く判ってない。犬どもが守っているのは、己の地位と権力と金だ。そういう犬どもから、日本という国をまず護っていくのが先決なんだよ。
石破のような政治家ばかりだったからこそ、自民党がこうなってしまったのだということにさえ、未だに気付けないのだ。


①最大の責任は自民党にある

戦犯探しをするなら、主犯は自民党だ。彼らの無能が、今の事態を招いた。石破のような考え方しか持たない連中ばかりだったからこそ、こうなっているのだということ。それすら判ってない。
防衛庁長官を1年未満の「お飾り閣僚」ポストとして、長年都合よくたらい回しにしてきたのは、自民党だ。閣僚経験という「名前が欲しい」だけで、誰にでもポストを与えてきたんじゃないか。防衛政策だの、同盟のあり方だの、ヘチマだの、偉そうな口を叩くな。
因みに、石破みたいなのが司令官とかの上官にいた場合には、まず戦闘では敗北するだろうね。自民党の有様を見れば、それが十分予見できるってもんだ(笑)。


②SACO最終合意の返還期限を超過したのは自民党や石破長官

言わずもがなの普天間返還を定めたSACOは平成8年12月に最終合意が出された。その中で、普天間返還は5~7年を目途に返還、とされていたはずである。すなわち、期限で言えば平成13年12月から、遅くとも平成15年12月には返還が終了していなければならなかった。当時に普天間返還を実現できなかったのは、誰なのか?
石破防衛庁長官は、平成14(2002)年9月30日~平成16(2004)年9月27日の在任期間だったのであるから、まさしくその時代の担当者であった。SACO期限を超過したのは、誰あろう石破長官本人ではないか。
(もっと言えば、06年ロードマップを実行するべき立場にあったのも、07年9月26日~08年8月2日の期間に防衛省大臣である石破だった)

無責任にもほどがある。石破には批判する資格などない。


③米兵の犯罪統計等公式資料の閲覧禁止にしたのも自民党

まさに売国の犬どもが画策した結果実施されたのが、これだ。
拙ブログでも指摘しておいたであろう?
07年11月>日米安全保障戦略会議はどうですか?

この中で引用した毎日新聞記事には、次のように書かれていたのだ。
『検挙件数四千七百九十件、検挙者数四千五百八十八人--。沖縄県警がまとめた一九七二年の本土復帰から昨年まで二十三年間の数字である。殺人二十一件二十七人▽強盗三百五十五件四百八十一人▽婦女暴行百十一件百二十四人--など、凶悪事件だけでも五百十件六百四十三人に及ぶ。昨年は百九十六件九十八人を検挙。今年も交際上のトラブルで女性一人が米兵に殺される事件が起きた。』
95年の米兵による少女強姦事件が起きた時の記事だ。
08年には、自民党政権は、米国側の圧力―しかもその圧力のお先棒担ぎは米帝の犬どもである日本人だ―に屈して、国会図書館にあるらしい公式文書を閲覧禁止としたのだ。まさに「米軍の犯罪隠蔽工作」を「密約隠蔽」と一緒にやった結果である。そうして、隠蔽しておきながら、一方では協定締結を正式なものとしてサインさせ、国会を通させたのだろ。

協定発効は09年5月であった(普天間基地問題に関する私見 )。
こういうのに加担してきたのは、自民党議員だったではないか。それを今になって、何を言うか。都合の悪いことを隠してきたのは、石破のような連中ではないか。


④沖縄の人たちは、米兵に大勢殺され強姦された

72年の返還以前の数字は不明である。国防省の文書公開でもない限りは、判らないかもしれない。だが、米兵のやりたい放題という無法地帯であったことは想像に難くない。沖縄県警の資料等から、判る範囲で書いておこう。

○72年~95年までに殺人を犯した米兵は27人、婦女暴行124人
○81年~05年に米軍構成員等が起こした交通事故は、1694件
○81年~05年に米軍構成員等が検挙された凶悪犯は、242人
○81年~05年に米軍構成員等が検挙された窃盗犯は、1389人
○81年~05年に米軍構成員等が検挙された数は、2697人
○90年~05年に米軍構成員等に轢き殺された日本人は、50人
○90年~05年に米軍構成員等の交通事故で負傷させられた日本人は、1552人

これらは沖縄だけの数字だ。まあ、大雑把にいって、米兵に殺された日本人の数は100人とか、そういう数に上るであろう、ということだ(返還後の沖縄だけでも70人以上が殺された)。
これが返還前を含めれば、どういう数になるのかは、難しい推測じゃない。1945年~1972年の27年間がどれほど理不尽な状況であったか、沖縄の人々に直接聞いて確かめたらいい。

一方で、安全保障だの国益だの軍事常識だのという、御託を並べている連中が応援している海兵隊員がどれだけ斃れたか、調べてみればよい。

日本を防衛する為に、敵の凶弾に斃れて戦死した米国海兵隊員の数:『0人』

1945年以降の65年間に、日本で戦死などないから。
こういう事実を隠蔽してきたのは、自民党である。そして、その隠蔽を先導したのは、まさに石破の如き腑抜け政治家たちである。沖縄の人々は、テロ攻撃に遭って死んだんじゃない。中国軍の攻撃を受けて死んだのでもない。
『米兵たちによって殺された』
んだよ。

そして、犯罪を犯した米兵たちに罰はほとんどが与えられることはなかったのだろう?たとえ罰せられたとしても、軽微な罰だったのだろう?
軍法会議で死刑になるって?
笑わせるな。
無法の島では、そんな法なんか無意味だったのだよ。
日本人を殺した米兵には、罰は与えられず、米軍が賠償もしない。それが現実だ。せいぜいが、日本政府に「お前ら払っとけよ」を怒鳴られて終わりだったんじゃないのか。もしも沖縄で強姦した米兵が死刑になった事例があったのであれば、是非とも教えて欲しいもんだ(笑)。



日本の政治家たちは、卑怯者がどれほど多かったのか、ということだな。

恥を知れ。




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