自由が丘 ワイン処 コッコロ 元店主の美味しいもの日記

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サンデマン社のセラー見学

2012年07月20日 | ポルトガル2012
中が金箔の祭壇で豪華なカテドラル(大聖堂)の横を歩いていくとドン・ルイス1世橋。そこを渡るとポートワインのセラーが数多くあるガイア地区。
近い距離だけど、らくちんバス移動。バスに乗り込む前に、カテドラルの広場の前に、大きな、ネジネジしたポールが立っている。 なんだろう? ガイドさんの説明によると、昔使われていた、罪人のさらし台・・・。何人も吊り下げられるくらい大きくて立派だ。想像すると怖くなって、さっさとバスの中に入る。ちなみに、このネジネジのポール、ペロリーニョというものらしい。かわいらしい名前とは正反対に、なんとも恐ろしい。 昔は、きっとフランスやイタリアなど他のヨーロッパ諸国にもあったであろうに、ポルトガルでは今もこうやって残っているのは、何でだろう。

さて、サンデマンに到着。サンデマンは、スペインのシェリー、ポルトガルのポートを扱う大きな会社だ。 1790年、若きスコットランド人のジョージ・サンデマンによって創設された。サンデマンを象徴するトレードマークは、通称”ドン”と呼ばれているそうだ。黒い幅広帽子(ソンブレロ)はスペインを、黒いマントは、コインブラ大学の学生が着るマント、ポルトガルを表している。今では、全世界に知られるこの”ドン”、1928年にジョージ・マショット・ブラウンという人によって描かれた。今は当たり前となっている、会社を象徴するこのエンブレム、世界で始めての試みだったらしい。 ポルトガルは、初めての・・・とか、世界一・・・とか、知られざる面白いこがいっぱいある国だ。

さあ、”ドン”ガイドにくっついてツアーをスタート


ポルトガル語の説明をガイドさんが通訳してくれたが、内容は、すでに昨日のキンタ・ド・エフューミアでばっちり聞いているから、説明はいらないくらい。 最後に、日本語のビデオまで見せられて、もとい、見せてくださって、・・・でも、皆、こくりこくりしていた。

サンデマンの前に浮かんでいる船は、昔、ドウロ川上流で作ったポートを運ぶために使われたもの。現在は、お祭りの時だけ出動するらしい。l

たまたま先週の土曜日に、”知っとこ”という番組で、ポルトのお祭り、聖ジョアン祭りが、取材されていた。この船に帆をはり、レースをするのだが、船が古くて、早い遅いは関係ないらしい。その辺のゆるさもポルトガル。 で、祭りのお楽しみは、ピコピコハンマー。 この日ばかりは、誰が誰の頭をピコピコしてもいいらしい。 昔、にんにくの球根で、悪魔祓いをしたなごりのようだ。コッコロのお客様Aさんは、出張の合間にポルトに行くと言っていたが、ちょうどこの週末だったはず。帰国したら、どうだったか聞いてみよう。









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