東京ドームでの主催ゲームに村田と落合が登場するとのこと、村田に違和感はありませんが落合にはビックリ仰天です。
村田が始球式、落合はスピーチらしいのですが、始球式の村田はもちろんのことスピーチの落合までもがユニフォームを着るとはどういった心境の変化か、さらには来場者に配布されるロッテ50th記念フラッグには両OBのサインが入り、それ以外にもグッズが発売されるとのことです。
有藤監督が求めても弘田の復帰がなかったようにロッテは伝統的に外に出した選手には冷たく、それも最近では小坂が戻ってくるなど以前に比べれば雰囲気が変わってきたにせよ落合は落合、稲尾監督がいなければロッテにいる意味がない、みたく三行半を突きつけるような退団でしたので復縁は考えづらく、球団はもちろんのこと落合の事情、状況に何か動きがあったのか、そうなればタブロイド紙あたりがGM就任、もしくはZOZOのロッテ買収に絡めてネタにするなんてことがあるかもしれません。
何はともあれどちらから歩み寄ったかは分かりませんがオリオンズ時代からのファンとしては喜ばしいことで、東京ドームでの主催ゲームは一昨年にバックネット裏での観戦は主審の背中が邪魔で見づらかったために今年は節約も兼ねて二階席としたのがこうなってしまえば後悔、歴史的なショットを遠目で見るしかないのが残念無念です。
前後関係からすれば名古屋城の天守閣にエレベーターを、が飛び火をしたわけではありませんが、岐阜城でもエスカレーターの設置やトンネルを掘ってエレベーターで天守へ行く方法などを検討したことがあるそうで、しかし是非ではなくコスト面のハードルを乗り越えられずに話は立ち消えとなっています。
障害者やお年寄りが住みよい社会を作っていくことは必要ですが、しかし誤解を恐れずに言えばそれを全てに当てはめようとすることには違和感が強いです。
一部にそれを権利とばかりに声高に主張をする人には不快感すらあり、またそれが本当に当事者のためになっているのかが疑問でなりません。
岐阜城バリアフリー化遠く 登山道幅狭く急な所も (7/23 岐阜新聞)
名古屋市が進める名古屋城天守閣の木造復元事業を巡り、障害者団体がエレベーターの設置を求めて市と対立しているが、岐阜市の金華山山頂にある岐阜城も登山道は階段が続く上、城内にエレベーターはなく、車いすではたどり着けない。
登山道が急勾配であることや工事費が高額と見込まれることから、岐阜市はバリアフリー化に消極的で、市肢体不自由児者父母の会の安藤光昭会長は「市を代表する岐阜城を障害者も近くで見たい。市には障害者のことも気にしてもらい検討してほしい」と話している。
平城の名古屋城に対し、岐阜城は標高300メートル以上の山頂に建つ山城。
麓からはロープウエーを使用すれば車いす利用者でも山頂近くまで行けるが、山頂駅から城まで約300メートルの登山道には階段が続き、城にたどり着けない。
山頂部のバリアフリー化を巡っては過去にも何度か声が上がり、2000年には市議会で取り上げられた。市は登山道の幅が狭く、急な所もあるため困難との認識を示している。
地元財界が動いたこともあった。
一昨年、織田信長の岐阜入城450年の節目を前に、エスカレーターの設置やトンネルを掘ってエレベーターで天守へ行く方法などを提案。
だが工事費の試算額は18億~25億円と高額で、現在は検討もされていないという。
城までの登山道周辺では、今秋から新たな発掘調査が始まる。
市教育委員会社会教育課は「発掘作業を多くの人に見てもらいたい。バリアフリー化は大事なこと」と理解を示すが、岐阜城跡は国史跡のため登山道の変更には文化庁の許可が必要といい、課題は多い。
城は4階建て。
現在、耐震診断が行われており、今後改修など整備方針が検討される。
城には階段しかなく、市はバリアフリー化について「検討するなら多くの関係者と、山麓のロープウエーに乗るところからトータルで考えないといけない」(城を管理する市観光コンベンション課)と慎重な姿勢だ。
名古屋城へのエレベーター設置を求める市民団体の近藤佑次共同代表は「高齢者も増え、障害者だけの話ではない。岐阜市は当事者から話を聞くなどして改善するべき。文化財にすべての人がアクセスできる流れができれば」と話している。
岐阜城に行ったことがあればエレベーターやエスカレーターの設置がありえないことなどは分かりきっていると思うのですが、それを検討すること自体が無用なプレッシャーによるものではないかと、生活必需でないところへの対応にかかるコスト、その負担についての意識に欠いているようにも感じます。
言葉を選ばなければそういった「圧力」団体にモノを申すこと自体が不謹慎との雰囲気があるのが現実で、だからこそ無為なやりとりが続いているのでしょう。
物事には優先度というものがあり、全てに於いて全ての人が同じような生活ができる環境基盤の整備にかけるだけの潤沢の資金があればそれを主張するのもよいでしょう、しかし駅にエレベーターが設置されていないところも少なくありませんし、こういった目立つところで存在をアピールしているだけではないかとうがってみたりもします。
そもそもこういった団体は全ての関係者の意見を集約、代表しているわけでもなく多数意見ですらないのではないかと、税金を投資する事業にはコスト感覚は必須であり、役所仕事でそれを意識しないことがこれまた少なくないのも実際のところではありますが、近くで見たい、こととのバランスを考えなければなりません。
名古屋城ではエレベーター設置ではなくバリアフリー設備の導入を検討しているようで、また近くで見ることを第一に考えるのであればVR技術を用いた対応もできるはずです。
それでいけない理由をコスト面も含めて明らかにした上で主張をしてもらいたく、ただ権利だけを振りかざされても賛同はできません。