オリオン村(跡地)

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2007年通信簿 7 TSUYOSHI

2007-10-24 15:46:11 | 千葉ロッテ

7 TSUYOSHI 内野手 23歳 年俸7000万円

【2007年成績】 130試合 494打数 76得点 148安打 打率.300 31二塁打 3三塁打 3本塁打 40打点 27盗塁 54四死球 73三振 得点圏打率.340

今年は盗塁王のタイトルを奪われ、目指していた3年連続盗塁王を達成することが出来ませんでした。
しかし四捨五入ながらも初の3割を記録し、得点・安打・二塁打・盗塁・得点圏打率がチームトップと貢献しました。

盗塁については「自由に走らせてくれれば50は軽くいける」と口にしており、ベンチからのストップのサインが不満であることをインタビューなどで語っていました。
実際、何で走らないのだろう?と思うこともしばしばで、あれはもしかしたらベンチからの指示で走らなかったのかもしれません。
ですから盗塁王を獲れなかったことで不満爆発かと思いきや、終盤には「ストップのサインの意味がようやく理解できた」とも言っていましたので、何らかの話し合いがされたのかもしれません。
走らないまでも塁上でチョロチョロ動き始めたのも終盤からですので、TSUYOSHIにとって何らかの脱皮をしてくれたのかもしれません。
そうは言ってもファンとしては彼の盗塁がチームを救うとまで思っていますので、是非とも盗塁王奪還を目指して走り続けて欲しいと思います。

打撃面でも初の3割、課題だった打率が上がったことでトップバッターとしての責務を完全に果たせました。
チャンスに強いバッティングも見せてくれて、たくましい打者に成長したと実感できた1年でした。
長打が減った代わりにミートを心がけたバッティングで、野手の間を抜く当たりが増えたのが二塁打が増えた理由でしょう。
振り回さずにシャープに振り抜くことでフライが上がりにくくなり、これが内野安打が増える結果にも繋がっていると思います。
終盤からさかんに見せたセーフティバントも彼のバッティングの域を広げる大きな武器ですので、来季以降も積極的に試みて欲しいと思います。

当然ですが課題もあります。
まずは守備が粗くなっていること、15の失策もチームトップです。
広い守備範囲を誇る選手は追いついたことで失策がつくという不利な面もありますが、TSUYOSHIの場合は多くが送球ミスによる失策のはずです。
安易に投げて送球がそれるケースがあり、失策がつかずとも福浦に救われたケースが多々あります。
手を抜いているわけでもないでしょうが、ここは気持ちを引き締めて欲しいところです。

また怪我が多かったもの残念でした。
首、手首と次々に痛め、スタメン落ちすることも多かった今年のTSUYOSHIでした。
送球ミスも手首痛とは無関係ではないかもしれず、まずは強い体を作ることが目標になるでしょう。
しなやかな体と強靱な体は相反するところがありますが、今やチームを引っ張る立場になったTSUYOSHIですから全試合全イニング出場ができるぐらいの体は必要だと思います。

あとはその性格でしょうか。
見ていても明るいのはわかりますが、先輩連中にちょっかいを出して逆襲にあっているのもよく見かけます。
サブローに追いかけ回されたのも1度や2度ではなく、これが実績のある先輩なら愛嬌で済みますが、渡辺正あたりとのやりとりを見ていてヒヤヒヤしているのは私だけでしょうか・・・

来季もTSUYOSHIがトップバッターとしてチームを引っ張れるかどうかがチームの浮沈の鍵を握っている、ここまで言っても過言ではないと思います。
トップバッターとしてはやや少ない四球を増やすことで、来季は出塁率4割を目指して欲しいと思います。


【オリオン村査定】 7000万円 → 1億円 (△43%)

 

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2007年通信簿 5 堀幸一

2007-10-24 15:12:46 | 千葉ロッテ

5 堀幸一 内野手 38歳 年俸8800万円

【2007年成績】 61試合 150打数 17得点 38安打 打率.253 10二塁打 2三塁打 2本塁打 15打点 1盗塁 9四死球 41三振 得点圏打率.200

昨年に続いて今年も大きく成績を落としました。
開幕セカンドは根元に奪われ、根元が期待通りの結果が出ないとオーティズの獲得でセカンドのポジション争いからは完全に外されました。
今江の故障、そして不調もありサードを守ることもありましたが、控えの域を脱することは出来ませんでした。
あまりの不振、得意の右打ちすら出来ない現状に引退勧告すらしています。

堅実な戦術 (5/3 オリオン村)
満身創痍 (6/25 オリオン村)

しかし後半に入ってからは彼らしい右におっつけるバッティングも見せ始め、何とか1軍戦力としてチームにそれなりの貢献をすることができました。
もっとも今江が調子を落とさなければ出番があったかどうか疑問で、ある意味ラッキーだったと思います。

打撃もそうですが、衰えが顕著なのがその守備です。
横への動きも鈍くなっていますし、何より肩が弱くなっているのには痛々しさすら感じます。
ただの内野ゴロでも必死に送球していますし、よくサードを守らせているなという思いで堀を見ていました。
来年39歳という年齢を考えれば衰えは止まらないでしょうから、来季は守備につくケースはかなり減るのではないかと思います。

オリオンズのユニフォームを着ていた選手は今や堀と小宮山だけ、純粋なオリオンズ戦士としては堀が最後の1人です。
オールドファンとしては頑張って欲しいとは思いますが、残念ながら来季で引退のシナリオを覆すことは難しいでしょう。
2005年の活躍でかすかに見えた2000本安打も2年間の不調で98本しか上積みできず、今季終了時点で1779本と夢は完全に断たれました。
せめて1800本安打、そして180本塁打を決めてユニフォームを脱いで欲しいと思います。
できうれば初芝と同様に、日本一の栄冠を最後に堀を送り出したいところです。


【オリオン村査定】 8800万円 → 6000万円 (▼32%)

 

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