オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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お疲れさまでした

2007-10-18 21:41:15 | 千葉ロッテ

3月に開幕してから半年以上の激戦を戦い抜いた選手、ベンチ、スタッフ、そしてファンの皆様、お疲れさまでした。
残念ながらCS第2ステージの敗退で今年のロッテの野球は終わりましたが、とても楽しませてくれた1年に感謝しています。
今年のロッテの躍進を支えた成瀬、そして小林宏が打たれての負けですから仕方がありません。
彼らがいてこそのCS第2ステージ進出でしたから、彼らで終わったことはある意味良かったのかもしれません。

成瀬は悪くはなかったと思います。
いつも通り130キロ台のストレートで振り遅れの空振りを取れていましたし、彼らしい投球ができていました。
あの稲葉のラッキーヒットがなければ違った展開になっていたと思いますので、そういうこともあると思って気にする必要はありません。
このまま無敗で来季に突入するよりも、1つ負けてリフレッシュして新たなスタートを切ると考えれば意味のある敗戦だったと思います。

小林宏も負傷降板から中3日での登板、球が高めに浮いていたのは疲労からだったのかもしれません。
なんとか踏ん張れば流れを取り戻せるかもしれないとの願いでの起用だったでしょうが、残念ながら日本ハムのプレッシャーに押し流されてしまいました。
抹消されたと勘違いしていた清水も無失点に抑えたことで、トレード話などを忘れて来季に向かって復活を期してくれるはずです。

何にせよ、ダルビッシュが凄すぎました。
第1戦同様に不安定な立ち上がりだった序盤に攻略できなかったことで、ほぼ試合が決まってしまったのかもしれません。
高めに浮き気味で、またすっぽ抜けの球も目立ったところを攻めきれなかった、いや攻めさせなかったダルビッシュを天晴れと言うしかないでしょう。
初回の福浦やサブローなどは完全にボールの威力に力負けで、結局のところTSUYOSHIと里崎以外はまともにバッティングをさせてもらえませんでしたから、これは完敗と言うしかありません。
最終回に粘って一矢を報いたこと、これが来季に繋がると信じましょう。

成瀬や小林宏だけでなく、疲労や故障をかかえた選手も多いと思います。
明日からはオフですから、ゆっくりと体を休めて欲しいと思います。
活躍した選手は日本シリーズの解説や芸能番組などのゲストに呼ばれることもあるでしょうが、むしろそういった選手こそ完全オフモードでじっくりと体をいたわるべきです。
球団は来季の事を考えて、球団主導で強制的に選手を休ませるよう動いてくれることを願っています。
私たちが見たいのは選手達のプレーであって、野球以外のおちゃらけた姿ではありません。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 1 0 0 1

2

8 0
日本ハム 0 0 3 1 2 0 0 0 × 6 11 0


◆10月18日(木) 日本ハム-千葉ロッテCS第2S第5戦(日本ハム3勝2敗、18時、札幌ドーム、42,222人)
▽勝 ダルビッシュ 2試合2勝
▽敗 成瀬 1試合1敗
▽本塁打 セギノール1号(成瀬)

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬、小林宏、清水―里崎
日本ハム ダルビッシュ、グリン、MICHEAL―鶴岡、中嶋

 

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まずは清水

2007-10-18 01:11:58 | 千葉ロッテ

CSを戦っている4球団を除く8球団は既にオフモード、ストーブリーグが開幕しています。
新監督やコーチングスタッフなどの発表が相次いでいますが、ついにトレードの話題が出始めました。

虎、「ミスター完投」ロッテ・清水獲り!先発陣再建へ大出血覚悟 (10/17 サンケイスポーツ)

V奪回に向けて先発陣の再建を目指す阪神がロッテ・清水直行投手(31)のトレード獲得を目指すことが16日、分かった。
5年連続2ケタ勝利を挙げ、通算74勝のうち16勝(完投数29)を完投で挙げた“ミスター完投”の右腕。
交換要員候補には一軍の主力投手級も見据え、聖域なき大型トレードで、念願の先発完投型投手を狙う。
ロッテの“元エース”が、先発補強の最大ターゲットだ。
今季わずか完投3試合に終わった虎の先発再建に向けて、熱視線を注いでいるのが、清水だった。
150キロの直球と高速スライダーを武器とする右腕は、05年から5年連続2ケタ勝利。
チーム内では選手会長も務める絶対的な存在だったが、3度目の開幕投手を務めた今季は不調。
今季最終登板の10月4日に6勝目(10敗)となる完封勝利を挙げたが、バレンタイン監督の評価は低いまま。
防御率4.78に終わった清水はCSでは先発ローテに組み込まれず、13日のCS第2S初戦・日本ハム戦(札幌D)で、追う展開でのリリーフとして登板した。
そんな右腕に目をつけたのが虎だ。
京都府出身で阪神のお膝元、報徳学園(西宮市)出身。
常に関西弁を操る明るい性格もあり、環境を変えれば、今まで以上に力を発揮できると判断。
トレード補強の最優先候補にリストアップした。
魅力は虎に足りない“完投力”だ。
05年には10勝のうちの7完投(3完投勝ち)で挙げたもの。
プロ8年で稼いだ74勝のうち、16勝(29完投)が完投だ。
清水ならば、JFK頼みだった先発陣の柱になれる。
球団は昨オフ、横浜が多村(最終的にはソフトバンク・寺原との1対1のトレードが成立)の放出を決めた際、ロッテは清水を交換要員に立てて交渉していたという情報も入手済み。
「バレンタイン監督次第だが、清水の放出は十分ある」と球界関係者。
先発が手薄というロッテの先発事情を含んだ上で、福原クラスの主力級投手を交換要員に、ポストシーズン終了後にも交渉に入る。
清水はメジャー志向が強く、球団側にポスティング(入札制度)要求を何度もしてきたと伝えられている。
慎重な調査が必要だが、根は関西人。
甲子園の熱狂的な応援を受ければ、虎のエースになれる可能性は十分ある。
FAでの広島・新井獲り、新外国人助っ投と並ぶ、積極的なトレード補強で、5年目を迎える岡田政権を築き上げる。
最初は阪神御用達のデイリーの飛ばし記事かと思っていましたが、他紙にも載っていましたので阪神の球団関係者がそれらしき発言をしたのは確かなようです。
しかし具体的な選手名は清水、久保、金村、濱中、福原とバラバラですから、名前は記者が勝手に想像したのでしょう。

そもそもトレードは水面下で交渉するもので、事前に名前が出たあとに決まるなんてケースはほとんどありません。
昨年の多村のトレードにしても相手投手はいろいろと憶測されていましたが、寺原の名前がでたのは発表の直前でした。
CSを戦うロッテが清水放出を前提に阪神と交渉しているわけもなく、完全に憶測記事だと思われます。

だいたい内容が阪神側の思惑のみが語られており、ロッテ側の都合はお構いなしです。
確かに阪神はCSの第1戦に下柳、第2戦に上園を起用しなければならないほど先発陣が枯渇していますので、先発投手を補強ポイントにしていることは間違いないでしょう。
井川が抜けただけでここまでボロボロになるのか、期待した安藤や福原が故障などで期待を裏切ったということもありますが、下柳と上園の成績を見て彼らが今年の勝ち頭であることを知るまでは「血迷ったか!」と思っていました。
ですから関西出身の清水や久保が欲しいと思うのは当然ですが、ロッテにもそんな余裕はありません。

6人でローテーションを回すために吉井を先発に起用しなければならないほど、若手が今年は不振を極めました。
ここ数年はエースとは名ばかりで、そして今年は完全に失速した清水ではありますが、では彼の代わりに誰を起用するかと問われても名前が出てきません。
大嶺や唐川は数年かかるでしょうし、手嶌や古谷などの成長を期待するには今年の結果が悪すぎます。
少なくとも来年は清水の復活を期待するしかない、これが実情です。

交換要員として名が上がっている濱中は昨年でしたら欲しかったですが、今年は大松や竹原が成長したおかげで濱中の居場所はありません。
福原に至っては交換して両球団に何のメリットがあるのかが理解できません。

ただ1つ言えることは、他球団から見れば清水は先発としてローテーションを任せられる魅力がまだあるということです。
これはつまりロッテでの復活も期待できるわけで、であれば秋季から春季キャンプでの復活を目指して欲しいというのが私の願いです。
CSのメンバーから早々に外された屈辱を胸に、不死鳥のように蘇る清水を是非とも見てみたいです。

 

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