オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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2007年通信簿 1 大嶺祐太

2007-10-22 23:49:56 | 千葉ロッテ

1 大嶺祐太 投手 19歳 年俸1000万円

【2007年成績】 1試合 0勝0敗0S 防御率11.25 4回 7被安打 1被本塁打 1与四球 1与死球 4奪三振 被打率.368

高卒ルーキーとして4月に1軍で登板するのは快挙で、それだけ大嶺が期待されている証左だと思います。
結果は打ち込まれましたが、その素質を充分に見せつけてくれました。

大嶺プロ初先発 (4/30 オリオン村)

ただ伊良部が158キロのストレートを清原に痛打されたことからも言えるように、ただ速いだけではプロでは抑えられません。
登板後の大嶺も「変化球さえ入れば抑えられることがわかったのが収穫」と言っていたように、変化球のコントロールがダメダメである事実も明らかになりました。
本人もわかっているわけですから、課題を身をもって理解しただけでも1軍登板は意味があったと思います。

2軍での成績は14試合で2勝7敗ですから期待されたほどの結果は残せていませんが、72回1/3で74奪三振と素質の片鱗は見せてくれています。
与四死球も31と課題ぶりを露呈していますが、今は大きく育てることが優先されるので余り欠点を矯正する指導に力を入れすぎないことが重要だと思います。

気になるのは高校時代も怪我をした肩を夏に痛めたこと、今もフェニックスリーグで投げているので問題ないとは思いますが、本人からはなかなか言い出しづらいでしょうから体調面は周りがきっちりとケアをしてくれることを期待します。

来年はタイプの違う唐川が加入してきますので、お互い切磋琢磨して3年後のエースを目指して成長してくれることを願っています。


【オリオン村査定】 1000万円 → 1000万円 (±0%)

 

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2007年通信簿 0 荻野忠寛

2007-10-22 22:37:33 | 千葉ロッテ

0 荻野忠寛 投手 25歳 年俸1200万円

【2007年成績】 58試合 1勝3敗1S 防御率2.21 53回 43被安打 2被本塁打 13与四球 2与死球 35奪三振 被打率.223

ルーキーながら右の中継ぎとして藪田の後継と目されるようになるほどの活躍を見せてくれました。
藪田と並ぶチーム最多の58試合の登板で防御率が2点台前半、川崎と成瀬に次ぐ被打率の低さが彼の今季のピッチングを物語っています。

正直なところ、彼がここまでやるとは思っていませんでした。
嗜好として小柄な投手があまり好きでないと言うのもありましたが、特徴のなさからその活躍を想像できなかったというのが正直なところです。
ドラフト候補に挙がった時から彼について回ったのは「多くの変化球を駆使する技巧派投手」という評価で、実際にプロに入ってからも評価に違わぬピッチング内容でした。
記憶されている方もいらっしゃるかと思いますが、彼が初めて1軍で登板した時の私の評価は芳しくないものでした。

背水の陣 (4/17 オリオン村)

多彩な変化球という評価は逆を言えば決め球を持たないことの裏返しではないか、という懸念通りの投球内容で、何を投げてもファールで粘られるという私から見れば散々なデビューでした。
僅か2年で見切られた酒井や鈴木の二の舞になるのではとの心配すらしました。
その後の登板も粘られて打たれるの繰り返しでしたが、それでも期待されて起用される理由があるのではないかと思い、逆に問題は里崎のリードではないかとの指摘もしています。

一発の威力 (4/20 オリオン村)

とりあえず思ったことは言ってみるもので(笑)、プロでも珍しい大きなカーブを武器と見定めてからの活躍はご存じの通りです。
予想外だったのは緩いカーブを武器にしたことで、逆に140キロに満たないストレートもカーブとのコンビネーションにより生き返ったことです。
またそのストレートですら手元で微妙に動くことで打者のタイミングを外すことができるようになり、成瀬と同様に出所が見づらいフォームも手伝ってか打者に思い切ったスイングをさせないピッチングができるようになりました。
ルーキーをシーズン序盤から大事な場面で起用し続けたベンチの采配も、この荻野の特徴を見いだした結果であるのであれば大ヒットだと思います。

課題も当然ですがあります。
慣れられたこともあるのでしょうが、シーズン終盤にやや逃げの投球が目立ったことが気になっています。
アウトコースへの変化球が外れてカウントを悪くしてしまい、結局ストライクを取りにいったところを痛打されるケースが目立ち始めました。
力でねじ伏せるタイプではなくコンビネーションでかわすタイプの投手は打者に慣れられると厳しいのは確かで、今まで打ち取れていたボールをヒットにされることもある程度は仕方がないことです。
しかしだからこそ逃げるのではなく、逆に内を攻めることでストライクゾーンを大きく使うことが荻野には求められることだと思います。

神田が1軍に定着できず、また藪田の動向も不透明である中継ぎ陣を見れば、来季は荻野を右の中継ぎのエースとして考えなければならないのが今のロッテのスタッフです。
2年目のジンクスがシーズン終盤にきたと考えれば課題が早くわかったことでラッキーであり、今年の結果に浮かれることなく今のポジションを盤石なものにできるかどうかの試金石となる来シーズンに向かって気持ちを引き締めてくれることを願っています。


【オリオン村査定】 1200万円 → 2500万円 (△108%)

 

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清水の報道に思うこと

2007-10-22 02:22:27 | 千葉ロッテ

デイリーは清水と濱中とのトレード記事を続けており、今度は一面に持ってきました。

両球団思惑ピタリ?浜中獲りにロッテも参戦 (10/21 デイリースポーツ)

ロッテが、阪神・浜中治外野手(29)のトレード獲得を視野に、水面下で調査活動を進めていることが20日、明らかになった。
阪神も主力野手放出覚悟で、ロッテ・清水直行投手(31)を最有力候補に、先発獲得に乗り出す構えで、大型トレード成立の可能性が強まった。
一方、日本ハムもすでに浜中獲得を検討していることが判明しており、今後、さらに浜中争奪戦が激化しそうだ。
来季のV奪回へ向け、ロッテが迅速な動きを見せた。
「今オフは、トレードなどを含め大きな動きがある」と球団首脳。
主力級の放出覚悟で戦力補強を行う構えを見せている。
その中で浮上したのが阪神・浜中だ。
すでに日本ハムがトレードでの獲得へ向けて調査を行う方針で、浜中をめぐって“争奪戦”の様相を呈してきた。
ロッテは今季、シーズン序盤からズレータ、今江ら主力が故障で長期離脱。
しかも離脱したズレータの15本塁打がチームトップと、長打力不足は明らかだった。
浜中は今季、4月に古傷の右肩痛を再発させ離脱。
62試合で打率.193、6本塁打と振るわず、後半戦は主に代打で起用されていた。
しかし昨季は139試合で打率.302、20本塁打の成績を残している。
ロッテは「勝負強い打撃には魅力を感じる。故障した右肩も問題はなさそうだ」(球団関係者)と高く評価している。
さらにFA権を持つ福浦がメジャー移籍も視野に入れている。
球団は引き留める方針だが、流出となれば大きな戦力ダウン。
そんな中、阪神で出番が激減している浜中の調査に乗り出した。
浜中と並行して、もう一つの補強ポイントである左打ちの内野手には藤本をリストアップ。
今季は塀内、根元らを起用してきたが、攻守両面で力不足は否めなかった。
シュアな打撃と、抜群の守備力を誇る藤本に白羽の矢を立て、調査を進めている。
一方の阪神は先発投手が手薄。ロッテ・清水らを獲得リストの上位に挙げて調査を続けている。
主力の放出も覚悟しているロッテと、現状で思惑は一致している。
条件面などで折り合えば、大型トレードへ発展する可能性も十分にある。
バレンタイン監督はクライマックスシリーズ敗退後、「(来季のことは)しばらくしてから、じっくり準備を始めたい」と話している。今後の動きから目が離せない。
まさにタイトルにあるとおり、?な記事です。
両球団の思惑ピタリどころか、阪神の都合の押しつけでしかありません。

先日も書きましたが、ロッテには先発を放出する余裕はありません。
6人体制を維持するために久保が骨折で離脱していた時に吉井を使うほど追いつめられているのが、哀しいかな今のロッテの先発陣です。
期待していた呉は日本との野球のレベル差に沈み、期待された古谷や手嶌は2軍でもがき苦しんでいます。
記事にあるとおり大砲不足というチーム事情から濱中が加入すればプラスにはなるでしょうが、それも清水に取って代わる若手の台頭があってこそです。
今のチーム事情を考えれば、清水を出して濱中を取る必然性がないことは、ロッテファンなら誰でもわかっていることだと思います。

清水を出せないという以上に、濱中を使いづらいということもあります。
ロッテの外野はサブローと早川はレギュラーをがっちりと固めていますし、DHにはズレータがいるので濱中はレフトでしか起用ができません。
しかしそのレフトには大松と竹原という、大きく成長した期待の若手が眈々とレギュラーの座を狙っています。
つまり濱中を起用すれば大松と竹原がベンチ要員となるわけで、層は厚くなっても先発1枚を出した穴埋めになるほどの強化にはならないと思います。
怪我人が多いチーム事情とは言っても、その濱中自身が怪我人ですから話にもなりません。

そんな事情は記事を書いている記者もわかっているはずで、だからこそ福浦がFAを視野に入れているという記事を書いたのだと思います。
福浦が移籍すればファーストとDHをズレータと濱中で分け合うと言った図式が成り立つ、そういうシナリオを描いているように見えます。
藤本の名前も出ていましたが、セカンドにはオーティズが鎮座する中で控え内野手であれば根元で充分です。

来年も怪我人が出れば濱中や藤本がいれば助かるのは確かですが、そんなことでローテーション投手を出すわけにはいきません。
繰り返しになりますが、今シーズンに若手の台頭があれば可能性はあったでしょうが、先発6人体制を維持するためには清水にはまだまだ頑張ってもらわなければなりません。
このあたりは規定投球回に誰1人到達しなかった阪神を追っている記者には、理解できない事情かもしれません。
それに林や桜井が活躍したとは言っても1年だけですから、阪神としても赤星が怪我がちなだけに濱中を放出するリスクは取らない方がよいと思います。

真っ当に考えればロッテ側から見れば全くありえないトレード話で、万が一にでも成立したら暗黒時代への第一歩になるでしょう。
交換要員として江草や杉山、あるいは大学社会人で即戦力投手でも獲得できない限りは、清水は絶対に出してはいけません。
今年が最後の売り時、来年ダメならトレード話もこなくなる、などといった考えは捨てるべきだということを強く主張します。

 

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今年は頑張りました

2007-10-22 01:32:40 | 千葉ロッテ

 

今年は観戦回数の自己記録を更新しました。
とは言っても昨年も63回ですし、今年は試合数が多かったことに引っ張られただけというのが実情です。
ただそれにしても70回を越えると感動と言いますか、他に人生やることないのかという自嘲もあったりします(笑)

一昨年の日本一の時はレギュラーシーズン中はあまり球場に行けなかったので、とは言っても40回は越えていたはずですが、その反動でポストシーズンに入ってから相当のお金を使いました。
プレーオフや日本シリーズのチケットに始まり、優勝記念グッズなどはほとんど手を出しました。
胴上げなどのスポーツ新聞の写真をパネルにしたものも10枚ぐらいありますし、G-SHOCKも購入しました。
スポーツ新聞や記念雑誌などは全て3部ずつ保存してあります。
31年ぶりの祭りに驚喜して我を忘れ、気がつけば30万円近く使いました・・・

今年もきっと我を忘れるのだろうと資金を溜めていたのですが、残念ながらCSで敗退したので資金はパソコン購入費用に化けそうです。
困ったことに千葉マリンのチケットは全滅したくせに、なぜかナゴヤドームのチケットは全勝してしまうという理不尽な目にも遭っています。
発券しなければ無効になるだけ(一般販売に回る)ですが、これをやると来年以降の抽選に影響がでやしないかと頭を悩ませているところです。

何にせよ、生活の大部分をロッテにつぎ込んだわけですが、楽しいオフシーズンはこれからです。
低迷していた時期はオフシーズンが唯一妄想できるオアシスだったので、その習性が身に染みついているため今年も心はずんでいます。
ブログもオフ企画を考えていますので、引き続きご愛顧いただければ幸いです。

 

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