今年の高校生ドラフトは10月3日に開催されます。
今更ながらではありますが、ロッテの指名についてつらつらと書いてみたいと思います。
ロッテ1巡目で唐川指名へ (10/1 スポーツ報知)
ロッテは30日、千葉マリンスタジアムでスカウト会議を行い、3日の高校生ドラフト1巡目で千葉・成田高の唐川侑己投手(18)を指名する方針を固めた。
これまで唐川をはじめ、仙台育英・佐藤由規投手(17)らを1巡目候補として挙げていたが、バレンタイン監督を交えた最終会議で唐川の将来性を高く評価し、一本化。
松本尚樹スカウティングスーパーバイザーは「地元というよりも能力。監督も『将来、うちのローテに入れる』と評価している」と指名の理由を説明した。
昨年のドラフト会議では意見が分かれる中、ソフトバンク入りを熱望していた大嶺をサプライズ指名するなど周囲を驚かせた。
だが今年は監督、スカウト全員の意見が一致した。
唐川にはすでに広島が1巡目指名を決定。
ソフトバンクも1巡目候補に挙げており、競合覚悟で地元が生んだスターの獲得に乗り出す。
一昨年あたりから隠密ドラフトがロッテの代名詞となっていますが、今年は珍しくドラフト1巡目指名選手を公表しました。
唐川侑己!
今年は中田(大阪桐蔭)、佐藤(仙台育英)、唐川(成田)の3人がBIG3と呼ばれています。
裏金騒動で上位指名権を剥奪された西武を除く11球団の指名が、全てこの3人に集中するのではとまで言われています。
ロッテは唐川か佐藤の指名が噂されていましたが、佐藤の甲子園での登板をバレンタイン監督が視察したとの話もあって佐藤の指名に傾いているという報道が目立ちました。
しかし私は一昨年の選抜で唐川が鮮烈なデビューを果たしたときから、何が何でも彼を指名するべきだと考えていました。
地元球団を標榜して千葉に根付くことを目指す以上は、地元に逸材がいる場合は何を置いても獲得に走るのが使命だと考えています。
力の劣る選手を地元だからと言って無理に指名する必要はありませんが、唐川のような特A級の選手は絶対に見逃してはなりません。
野球王国千葉と呼ばれたのも今は昔、彼ほどの大物が出るのは澤井以来ではないでしょうか。
唐川はロッテファン!
競合してくじで外れたのであればまだしも、指名もせずに数年後に他球団のエースとなった唐川に抑えられる姿など見たくはありません。
中田には阪神・オリックス・日本ハム、佐藤には楽天・横浜・ヤクルトの指名が確実とされています。
巨人は佐藤と言われながらフェイントで高濱(横浜)あたりに流れるような気がします。
残る4球団が唐川にくる可能性がありますが、ロッテと広島は確実、中日が流動的でソフトバンクは中田指名との報道もありましたが唐川にくると読んでいます。
昨年の大嶺のリベンジ、きっとやってくるに違いありません。
かなり厳しい確率になりますが、一昨年の辻内の時のような当日の回避は絶対にやめて欲しいです。
その他にロッテの指名が噂されたのは、春先の下地孝幸(宮古)と丸佳浩(千葉経大付)ぐらいです。
下地は大嶺に続く離島エースとして期待される本格派右腕で、丸は甲子園でも活躍した投手ですが野手としてのセンスが買われています。
唐川、丸だけではなく今年の千葉県には珍しくドラフト候補がひしめいています。
岩崎翔(市船橋)と山崎正貴(市船橋)のWエースは夏に急速に評価を上げた右腕で、150キロをマークした岩崎は外れ1位での指名もあると言われています。
大島寛之(千葉経大付)は丸のチームメイトで4番を打つアーチストですし、大前勇人(拓大紅陵)は膝の怪我で伸び悩みましたが中学時代から全国に名を馳せた選手で、怪我さえなければ中田と双璧とまで言われています。
そして坂本大空也(市柏)も左の大砲で、横浜が狙っているとの報道がありました。
唐川・岩崎・山崎はいずれも右腕ですし、丸・大島・大前・坂本は左の外野手というバランスの悪さはありますが、いずれも堂々たるドラフト候補であることは間違いありません。
今年の指名は2~3名とのことですが、全て千葉勢でもよいのではないかとすら思います。
1巡目 唐川侑己 投手
3巡目 大前勇人 外野手
4巡目 大島寛之 外野手
こんな指名でも合格点をあげられると思います。
他には捕手で伊藤光(明徳義塾)、外野手で赤坂和幸(浦和学院)や小杉直人(報徳学園)あたりを狙いたいです。
今の陣容を考えたら投手は1人で充分、内野手は候補が少ないので今年は外野手を大量補強の方針でよいと思います。
大学三羽烏の西崎・阿波野・関のうちから関を指名し、西の福留・東の澤井で抽選負けして澤井を指名したことなど過去のことです。
唐川と佐藤はダルビッシュと涌井のように高いレベルで切磋琢磨してくれるはず、唐川さえ取れれば100点満点のドラフトだと思います。